慰安婦像への侮辱は「教育への侵害」か?ソウル市教育監が保守団体を刑事告訴
2026年1月9日、ソウル市教育監の鄭根植氏は、慰安婦像を侮辱し名誉を毀損したとして極右団体を告訴しました。児童福祉法違反も視野に入れた、教育環境保護のための強硬措置です。
教育の聖域が、歴史論争の渦に巻き込まれています。2026年1月9日、ソウル特別市教育庁の鄭根植(チョン・グンシク)教育監は、旧日本軍の慰安婦被害者を侮辱し、記念像を毀損したとして、極右団体の代表らを警察に刑事告訴しました。歴史認識をめぐる対立が、ついに司法の場へと持ち込まれた形です。
ソウル市教育監が慰安婦像をめぐり強硬姿勢を見せた理由
告訴状はソウル警察庁に提出されました。告訴の対象となったのは、極右団体の代表である金炳憲(キム・ビョンホン)氏らです。容疑には、亡くなった被害者への名誉毀損に加え、児童福祉法違反やわいせつ物頒布などが含まれています。
聯合ニュースによると、金氏の団体は全国各地で「平和の少女像」の撤去を求めるキャンペーンを展開してきました。特に問題視されたのは、像が設置されている学校の写真をSNSに投稿し、「学校内に売春婦の像を建てて売春の進路指導をしているのか」といった、極めて攻撃的なコメントを添えた点です。
教育環境への悪影響を懸念
鄭教育監は声明の中で、「慰安婦被害者を侮辱する抗議行動や投稿は、教育環境を著しく損ない、多感な学生たちに深刻な精神的苦痛を与える重大な事案だ」と強調しました。今週初めには、慶尚南道の梁山警察署も同様の容疑で金氏を立件しており、法執行機関による調査が進んでいます。
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