教皇レオ、クリスマス演説でウクライナに「勇気」を要求、停戦交渉に直接対話を促す
教皇レオが初のクリスマス演説で、ウクライナとロシアに戦争終結のための直接対話を要求。ガザ地区の人道的危機にも言及し、世界中の紛争停止を呼びかけました。
平和への祈りは、政治的な行動への要求に変わったのか。教皇レオは初のクリスマス演説で、ウクライナとロシアに対し、戦争を終わらせるための直接対話を持つ「勇気」を求めました。バチカン市国のサン・ピエトロ広場に集まった信者への恒例のクリスマスメッセージ「ウルビ・エト・オルビ」の中で、この異例の呼びかけは行われました。
ウクライナへの直接対話の呼びかけ
教皇はウクライナ情勢に触れ、「武器の騒音が止み、関係当事者が国際社会の支援と関与のもと、誠実で直接的、かつ敬意ある対話を行う勇気を見出すことができますように」と述べました。この要請は、米国主導の停戦交渉が続く中で発せられました。ロイターによると、米国はキーウとモスクワ間の仲介を試みていますが、この最新の外交努力において、紛争当事者間の直接対話はまだ実現していません。
ガザの「テント」にも言及
教皇のメッセージはウクライナに留まりませんでした。彼は世界中の紛争と、それによって住む場所を失った人々の窮状に言及。「多くの戦争によって試され、瓦礫と開いた傷跡を残された、無防備な人々の肉体は脆弱です」と語りました。特に、ガザ地区の状況に触れ、「数週間にわたり雨、風、寒さに晒されているガザのテントを思わずにはいられません」と問いかけました。
ガザ地区は、ハマスによるイスラエルへの攻撃をきっかけに始まった2年間の戦争で荒廃しています。冬の嵐が210万人の住民の苦境をさらに悪化させており、そのほぼ全員が避難民となっています。援助機関はイスラエルに対し、より多くのテントや緊急支援物資の搬入を許可するよう求めています。これに対し、ガザの検問所を管理するイスラエル軍の機関Cogatは、10月の停戦開始以来、約31万張のテントと防水シートが搬入されたとして、意図的な援助制限の主張を否定しました。
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