プーチン氏の書簡と8700トン級潜水艦:北朝鮮が見せたロシアとの「無敵の友情」の裏側
北朝鮮の金正恩総書記が8,700トン級の原子力潜水艦建造拠点を視察。ロシアのプーチン大統領からの「無敵の友情」を称える書簡も公開され、両国の軍事協力が新たな段階に入った可能性が浮上しています。
ロシアとの「無敵の友情」を誇示する一方で、水面下では着々と核戦力の増強を進めています。北朝鮮の国営メディアは25日、金正恩総書記が原子力潜水艦の建造拠点を視察したと報じました。時を同じくして、ロシアのプーチン大統領から両国の結束を称賛する書簡が届いたことも明らかにされ、両国の軍事的な結びつきが新たな段階に入ったことを示唆しています。
深まる朝露の「戦闘的友愛」
朝鮮中央通信(KCNA)によると、プーチン大統領は金総書記に宛てた書簡の中で、ロシアのクルスク州で戦う北朝鮮兵の「英雄的」な働きが、両国の「無敵の友情と戦闘的友愛を明確に証明した」と述べました。アナリストによれば、約4年前に始まったウクライナ侵攻以降、北朝鮮はロシアに派兵する見返りとして、財政支援や軍事技術、食糧、エネルギー供給を受けていると見られています。韓国や西側の情報機関は、北朝鮮が数千人規模の兵士を派遣し、うち約2,000人が死亡したと推定しています。
海軍の核武装化と新型ミサイル
プーチン氏の書簡が報じられた同日、KCNAは金総書記による原子力潜水艦の製造拠点視察も伝えました。公開された写真には、8,700トン級とされる潜水艦の横を歩く金総書記と娘のキム・ジュエ氏の姿が写っています。金総書記は、米国のトランプ大統領が建造を承認した韓国の原子力潜水艦開発計画を「安全保障と海洋主権を著しく侵害する攻撃行為」とみなし、「海軍戦力の近代化と核武装化を抜本的に加速させる」ことが不可欠だと強調しました。
さらにKCNAは、金総書記が水曜日に「新型高高度長距離対空ミサイル」の発射実験を視察したとも報じました。ミサイルは高度200キロの模擬標的に命中したとされていますが、この高度は宇宙空間に相当します。韓国の専門家からは、ロシアが北朝鮮の原子力潜水艦建造を「これほど短期間で」支援した可能性について、「かなりの憶測」を呼んでいるとの指摘も出ています。
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