ミャンマー総選挙 2026:軍事政権が強行する第2フェーズ投票の現実と国際社会の亀裂
2026年1月11日、ミャンマー軍事政権が強行した総選挙第2フェーズの現状を詳報。低投票率とボイコットの波、国際社会の批判と対照的に進む中ロ等の資源ビジネスの実態を分析します。
銃声が鳴り止まない中で、民主主義の形を借りた「儀式」が進められています。ミャンマー軍事政権は2026年1月11日、全3段階で構成される総選挙の第2フェーズを強行しました。国際社会の多くが「不正な茶番」と批判する中、一部の周辺国は静かに経済的実利を求めて軍部との関係を深めています。
ミャンマー総選挙 2026:投票所に潜む「演出」とボイコットの波
現地メディア「イラワジ」が報じた映像によると、軍トップのミン・アウン・フライン議長が投票所を視察する際、動員されたと疑われる人々がバスで運ばれ、活気ある投票風景が演出されました。しかし、実態は大きく異なります。主要都市では若年層による大規模なボイコットが発生しており、厳重な警備の下で投票所に姿を見せたのは高齢者が中心だったと報じられています。
経済的野心と人道危機の乖離
国連や欧米諸国がこの選挙を「軍事支配を正当化するための計略」と非難する一方で、中国、ロシア、インドなどは、ミャンマーの豊富な天然資源を背景にビジネス関係を強化しています。特にオフショア天然ガス開発では、中国のCNPCやタイのPTTが軍政とのプロジェクトを拡大させています。
一方で、国内の人道状況は悲惨なままです。ACLEDの推計によると、2021年のクーデター以降、死者は8万2,000人を超え、国内避難民は360万人に達しています。現在、約2,000万人が緊急の人道支援を必要としており、選挙の狂騒の影で市民の生活は崩壊の危機にあります。
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