AIの「審判」LMArenaが1.5億ドルのA輪調達、評価額は17億ドルへ
AI評価の標準を狙うLMArenaが1.5億ドルのシリーズA資金調達を実施。評価額は17億ドルに達し、月間500万人のユーザーデータを武器に、OpenAIやGoogleなどのAIモデルを格付け。ビジネス化も加速し、ARR 3,000万ドルを達成しています。
AI業界の「格付け」を担う新たな巨人が誕生しました。AIモデルのベンチマークプラットフォームを運営するLMArenaは、1億5,000万ドル(約220億円)のシリーズA資金調達を実施し、ポストマネー評価額が17億ドル(約2,500億円)に達したと発表しました。今回のラウンドはFelicisとカリフォルニア大学のファンドUC Investmentsが主導しています。
LMArena Series A $150M:わずか7ヶ月で2.5億ドルを調達
このスタートアップの成長スピードは驚異的です。2023年にカリフォルニア大学バークレー校の研究プロジェクトとして産声を上げた同社は、2025年5月に1億ドルのシード資金を調達。今回のAラウンドを含め、わずか7ヶ月間で累計2億5,000万ドルもの資金を確保しました。背景には、爆発的に増え続けるAIモデルの性能を客観的に比較したいという市場の強い要求があります。
500万人のユーザーが支える「AI格付け」の信頼性
LMArena(旧Chatbot Arena)の強みは、クラウドソーシングによる評価手法にあります。毎月150カ国から500万人以上のユーザーがアクセスし、月間6,000万回の対話を通じて、どのAIが優れているかを判定しています。評価対象はOpenAI GPT、Google Gemini、Anthropic Claudeなど、主要なLLM(大規模言語モデル)を網羅しています。
一方で、急速な成長には論争も付きまといます。2025年4月には、一部の競合他社から「モデル開発者がベンチマークの結果を不正に操作している(gaming)」との指摘を受けましたが、LMArenaはこれを強く否定しています。現在は法人向けの評価サービス「AI Evaluations」を展開しており、開始から4ヶ月足らずで年換算収益(ARR)は3,000万ドル(約44億円)に達しています。
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