李在明大統領、1976年に処刑された康乙成氏の再審無罪判決に「遅すぎる正義」と遺憾を表明
李在明大統領は1976年に死刑執行された康乙成氏の再審無罪判決を受け、「遅すぎた正義」と遺憾を表明しました。朴正煕政権下の公安事件における国家の過ちを問い直す動きが注目されています。
執行から50年の歳月を経て、ようやく真実が明らかになりました。韓国の李在明大統領は2026年1月19日、過去の公安事件で死刑を宣告され処刑された故・康乙成(カン・ウルソン)氏に再審で無罪判決が下されたことを受け、国家による過ちと遅すぎた正義に対して深い遺憾の意を表明しました。
李在明大統領が言及した康乙成氏無罪判決の重み
ソウル東部地裁は1月19日、朴正煕政権下の1970年代に北朝鮮の指示で地下組織を再建しようとしたとして国家保安法違反などの罪に問われ、1976年に死刑が執行された陸軍シビリアン職員の康乙成氏に対し、無罪を言い渡しました。裁判所は、当時の捜査過程における違法な拘禁や過酷な取り調べがあったことを認め、遺族に対して公式に謝罪しました。
あまりにも無慈悲で不当なこの事件に関わった警察、検察、判事たちは、どのような責任を負うというのか。正義が正されないよりは百倍ましだが、遺骨さえ散逸してしまった今、これに何の意味があるのかと考えざるを得ない。
李大統領は自身のX(旧Twitter)を通じ、今回の判決を「遅すぎた正義の修正」と表現しました。また、現在も類似の不当な事例が繰り返されているのではないかと懸念を示し、過去の過ちを正すことの重要性と、公権力を行使する者たちの責任を強調したと報じられています。検察側は今回の判決に対し、控訴しない方針を明らかにしました。
繰り返される過去事の再審と国家の謝罪
今回のケースは、1970年代から1980年代にかけての反共公安事件の犠牲者が、死後に無罪を勝ち取る一連の流れの最新事例です。韓国社会では近年、過去の独裁政権下で行われた人権侵害に対する真相究明と、名誉回復のための再審が相次いでいます。
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