コソボ議会選挙2025:アルビン・クルティ氏率いる与党が圧倒的勝利で政治的停滞を打破
2025年12月のコソボ議会選挙にて、アルビン・クルティ氏率いる「自決運動」が50.8%の得票率で圧勝。政治的空白を打破し、EUからの10億ユーロ規模の支援再開と国際関係の修復に挑みます。
停滞か、それとも独走か。長きにわたる政治的混迷に、コソボの有権者は明確な答えを出しました。2025年12月、暫定首相を務めるアルビン・クルティ氏率いる左派ナショナリスト政党「自決運動(ベテベンドシェ)」が、議会選挙で圧倒的な勝利を収めたことが明らかになりました。
コソボ議会選挙2025:アルビン・クルティ氏と「自決運動」の圧勝
ロイター通信などの報道によると、開票率90%時点での暫定結果で、自決運動の得票率は50.8%に達しました。これにより、クルティ氏は3期目の政権運営を確実にしています。一方で、野党第一党のコソボ民主党(PDK)は20.98%、コソボ民主連盟(LDK)は13.89%にとどまり、与党との差が浮き彫りとなりました。
今回の選挙は、2月に行われた前回選挙でどの党も過半数を獲得できず、数ヶ月にわたって政府が機能不全に陥っていた状況を受けて実施されたものです。有権者は、連立交渉を拒んだ野党よりも、クルティ氏による安定した政権運営を求めた格好となりました。クルティ氏は支持者に対し、「建国以来、最大の勝利だ」と語り、野党に対しても今後は妨害ではなく協力的な姿勢を求めると表明しています。
経済支援の再開と国際関係の修復が急務
新政権には山積する課題が待ち受けています。政府の不在により、EUからの数億ユーロ規模の支援金が凍結されており、クルティ氏は世界銀行との合意も含め、総額10億ユーロ以上の資金流入を目指すと述べています。また、EUや米国との関係修復も焦点です。クルティ氏はこれまで、国内のセルビア系少数民族居住区への強硬な姿勢から、国際社会との摩擦を生んできました。
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