SMFGが米デジタル銀行「Jenius」撤退へ、2026年の金利競争激化が直撃
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が、米国でのデジタル銀行事業「Jenius」からの撤退を発表。激化する米国内の金利競争により収益性が悪化したことが原因です。一方で投資銀行業務など他分野での米国市場への注力は継続する方針です。
米国市場での「金利競争」という壁が立ちはだかりました。日本を代表するメガバンクである三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が、米国での個人向けデジタル銀行事業からの撤退を決定しました。
SMFG Jenius 撤退の背景にある収益性の課題
ロイター通信などによりますと、2026年1月14日付の発表で、SMFGは米国のデジタル銀行ユニットである「Jenius」を閉鎖する方針を明らかにしました。米国内での激しい預金金利の引き上げ競争により、当初見込んでいた収益を確保することが難しくなったことが主な原因とされています。
今回の閉鎖は、海外事業における自己資本利益率(ROE)を15%前後まで高めるというグループの中長期的な戦略に基づいた判断です。不採算部門を整理し、より資本需要の強い分野へリソースを集中させる狙いがあるものと見られます。
米国市場への注力は継続
一方で、SMFGは米国の個人向け銀行業務からは手を引くものの、米国市場全体の重要性については変わりないとしています。事実、同社は米証券大手のジェフリーズ・フィナンシャル・グループへの出資を拡大しており、法人向け業務や投資銀行業務などの分野では攻勢を強めています。
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