日本の防衛予算が9兆円の大台へ。装備費倍増の一方で「人手不足」が足かせに
2026年度の日本の防衛予算案が9兆円を突破。装備費が倍増する一方で、深刻な自衛隊の人手不足が課題となっています。F-35Bなどの米国製装備導入コスト増も背景にあります。
9兆円を超える過去最大の予算案が動き出しました。日本政府は2025年12月26日、2026年度予算案を閣議決定し、防衛費として9兆円(約570億ドル)余りを計上しました。これは現行の防衛力強化が始まる前の2022年度と比較して67%増という急激な伸びを示しています。
装備費は倍増、米軍装備への依存強まる
今回の予算案で最も顕著なのは、装備品の購入費が大幅に膨らんでいる点です。日本経済新聞によると、装備品の調達費用は2022年度比で約2倍に拡大しました。背景には、米国製の最新鋭装備の価格高騰があります。
- F-35Bステルス戦闘機の導入など、米国からの高額な装備品調達が続いています。
- 為替変動やインフレの影響を受け、防衛装備の調達コストは上昇傾向にあります。
深刻な「人手不足」という構造的課題
一方で、防衛力を支える「人」への投資は追いついていないのが現状です。人件費や糧食費などの人件・糧食費の伸びは、2022年度比でわずか10%増にとどまりました。自衛隊は長年、定員割れの状態が続いており、若年層の人口減少が深刻な影を落としています。
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