インド・バングラデシュ外交が転換点:タリク・ラーマン氏との会談が示す2026年の新局面
2026年バングラデシュ総選挙を前に、インドのジャイシャンカル外相がBNPのタリク・ラーマン氏と歴史的な会談を行いました。長年の宿敵からパートナーへと関係が変化する背景と、南アジアの地縁政治への影響をChief Editorが分析します。
握手は交わされましたが、その背後には数十年にわたる不信感がありました。インドの外交政策が、隣国バングラデシュにおいて歴史的な方向転換を見せています。
2025年12月31日、インドのジャイシャンカル外相はダッカを訪れ、バングラデシュ民族主義党(BNP)のタリク・ラーマン長官代行と会談しました。前日に逝去したカレダ・ジア元首相への弔意を表すための訪問でしたが、これは単なる儀礼以上の意味を持っています。
インド・バングラデシュ外交の再編:宿敵からパートナー候補へ
インドはこれまで、ジア元首相率いるBNPに対して強い警戒感を抱いてきました。その理由は、BNPがパキスタンに近いイスラム主義組織ジャマテ・イスラミと連携していたためです。しかし、2026年2月に予定されているバングラデシュ総選挙を前に、インドの戦略は現実主義的なものへと変化しています。
ジア元首相のビジョンと価値観が、私たちのパートナーシップの発展を導くと確信しています。
アルジャジーラによると、2024年7月の学生主導の蜂起により、親インド派だったシェイク・ハシナ政権が崩壊して以来、バングラデシュ国内では反インド感情が高まっていました。1,400人もの犠牲者を出した弾圧を経て、インドは国民的人気を集めるタリク・ラーマン氏との関係修復を、地域の安定を保つための「最も安全な選択肢」と見なしているようです。
17年の亡命から帰還したラーマン氏の変貌
ラーマン氏は17年間のロンドン亡命生活を経て、2025年12月25日に帰国しました。彼は支持者に対し、少数派の安全を保証する「包括的なバングラデシュ」を目指すと語っています。かつての反インド路線とは異なるこの柔軟な姿勢が、インド側に変化を促した要因と分析されています。
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