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ILLITが証明した「第4世代K-POPの終わり」
K-カルチャーAI分析

ILLITが証明した「第4世代K-POPの終わり」

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ILLITの新ミニアルバム「MAMIHLAPINATAPAI」がBillboard World Albums初登場1位を獲得。TXT、BTS、NewJeansらも上位独占。日本市場と音楽産業にとっての意味を多角的に読み解く。

「MAMIHLAPINATAPAI」——アイヌ語にも似た響きを持つこの言葉は、実はヤーガン語(南米・フエゴ島の先住民語)に由来し、「互いに望んでいるが、どちらも先に動こうとしない」という状況を意味します。ILLITがアルバムタイトルにこの言葉を選んだことは、偶然ではないかもしれません。

2026年5月16日付のBillboard World Albumsチャートで、ILLITの新ミニアルバム「MAMIHLAPINATAPAI」が初登場1位を獲得しました。さらに注目すべきは、グループ史上初めてBillboard 200のトップ50入りを果たしたことです。前週まで2週連続で首位を守っていたTXT(TOMORROW X TOGETHER)は2位に後退。以下、CORTISTWSBTSENHYPENStray KidsNewJeansがトップ圏に名を連ねました。

「独占」の構造——これは偶然か、設計か

今週のWorld Albumsチャートは、ほぼK-POPアーティストで埋め尽くされています。これは単なる「K-POPブーム」の継続ではなく、チャートの構造そのものが変化していることを示しています。

Billboard World Albumsは、米国外での販売・ストリーミングデータを集計するチャートです。かつてはラテン音楽やJ-POP、ワールドミュージックが混在していましたが、2020年代以降、K-POPが事実上の「世界音楽」として定着しつつあります。HYBEJYPSMYGといった韓国の大手事務所が、グローバルなリリース戦略と同時多発的なファンダム動員を組み合わせることで、このチャートを「管理可能な市場」として活用しています。

ILLITのBillboard 200トップ50入りは、この文脈でより重要な意味を持ちます。World Albumsは「K-POPの庭」とも言えますが、Billboard 200は米国市場全体の指標。そこへの浸透は、K-POPが「ニッチな世界音楽」から「主流市場の一角」へと移行しつつあることを数字で示しています。

日本市場への波紋——ソニーとHYBEの間で

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日本の音楽産業にとって、このニュースは複雑な意味を持ちます。

ILLITHYBE LABELS JAPANが関わるグループであり、日本市場での展開も意識した活動を続けています。ソニーミュージックENHYPENの日本展開に深く関与しており、Stray KidsJYPSony Musicの協力体制のもとで日本でも安定した人気を誇ります。つまり、今回のチャート結果は、日本の大手レーベルにとっても「他人事ではない」成果です。

一方で、日本国内の音楽チャート(オリコン、Billboard Japan)では、国内アーティストとK-POPが並立する形が続いています。藤井風Creepy Nutsといった国内アーティストが独自の強さを見せる一方、K-POPグループは「輸入品」としての位置づけから完全には脱しきれていない面もあります。

ただし、ここに興味深い逆説があります。日本のK-POPファンは、韓国語・英語・日本語が混在するコンテンツを自然に消費しており、「言語の壁」が以前ほど障壁になっていません。これは、日本の若い世代が多言語コンテンツへの親和性を高めていることの反映でもあります。

「第4世代」という言葉の賞味期限

K-POPは慣習的に「世代」で語られます。第1世代(HOT、SES)、第2世代(東方神起、少女時代)、第3世代(BTS、BLACKPINK)、そして現在の「第4世代」(ENHYPEN、ILLIT、TWS、NewJeansなど)。

しかし今回のチャートには、BTSという「第3世代」の代表格も含まれています。世代の境界が曖昧になりつつある中で、「世代論」はまだ有効な分析軸なのでしょうか。

NewJeansは2022年のデビュー以来、「Y2Kサウンド」と「ミニマルなビジュアル」で業界に新風を吹き込みましたが、所属事務所ADORとの法的紛争を経て現在は独立系として活動中。それでもチャートに名を連ねているという事実は、ファンダムの粘着性とアーティストのブランド力が事務所の枠を超えていることを示しています。

これは日本の音楽産業にとっても示唆的です。アーティストと事務所の関係性、IPの帰属問題は、日本でも長年議論されてきたテーマ。K-POPの事例は、そのモデルケースとして注目されています。

本コンテンツはAIが原文記事を基に要約・分析したものです。正確性に努めていますが、誤りがある可能性があります。原文の確認をお勧めします。

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