ハンファ会長 金昇淵氏が語る、米韓造船協力 MASGA プロジェクトと2026年の戦略
ハンファグループの金昇淵会長は2026年新年辞で、米韓造船協力プロジェクト「MASGA」の実行とAI・防衛技術の確保を強調しました。フィリー造船所を拠点に原子力潜水艦建造まで視野に入れた、1,500億ドル規模の巨大な戦略的展望を解説します。
握手は交わされましたが、その視線はすでに海を越えた未来を見据えています。ハンファグループの金昇淵(キム・スンヨン)会長は、2026年1月2日の新年辞を通じて、人工知能(AI)と防衛産業における未来技術の確保、そして米国との強固な造船協力の実行を強く呼びかけました。これは単なる新年の挨拶ではなく、グローバル市場での主導権を握るための具体的なロードマップの提示といえます。
ハンファ会長 金昇淵 米韓造船協力 MASGA プロジェクトの核心
金会長が最も強調したのは、MASGA(Make American Shipbuilding Great Again)プロジェクトを通じた米韓産業協力です。このプロジェクトは、米国の造船業を再活性化するために韓国政府が提案したもので、ハンファは民間レベルでの中心的な役割を担っています。会長は「未来を決定づける核心技術を保有してこそ、次の50年、100年をリードし続けることができる」と述べ、AIと防衛分野の基盤技術確保を急ぐよう指示しました。
ハンファはすでに、米国のフィリー造船所を2024年に1,400億ウォン(約9,700万ドル)で買収しており、これを足がかりに米海軍の艦艇事業への参入を狙っています。今回の新年辞では、従来の艦艇建造にとどまらず、原子力潜水艦の建造を含むより深化した協力関係の構築が言及されました。
1,500億ドルの巨額投資と市場の展望
昨年7月、韓国と米国は貿易協定を締結し、韓国製品に対する米国側の相互関税を25%から15%に引き下げることで合意しました。その見返りとして韓国側は3,500億ドルの投資を約束しており、そのうち1,500億ドルがこの造船協力(MASGA)プロジェクトに割り当てられています。ハンファはこの巨額の投資枠を活用し、米国内でのプレゼンスを圧倒的なものにする計画です。
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