「終わっていなかった」I.O.I、10年後の再会
K-POPグループI.O.Iが結成10周年を記念し、5月に3枚目のミニアルバム「I.O.I : LOOP」でカムバック。9人のメンバーが再集結し、ファンに新たな問いを投げかける。
「It was never over(終わったことなど、一度もなかった)」——たった一行のコピーが、世界中のファンの心を揺さぶった。
2026年4月20日深夜0時(韓国時間)、I.O.Iは5月のカムバックに向けた最初のティザーイメージを公開した。3枚目のミニアルバム「I.O.I : LOOP」のリリース、そして特別コンサートツアーの開催を予告するこの発表は、グループ結成10周年という節目に合わせたものだ。
今回の再結成に参加するのは、全昭弥(チョン・ソミ)、金世正(キム・セジョン)、崔宥静(チェ・ユジョン)、청하(チョンハ)、金素慧(キム・ソヘ)、鄭彩妍(チョン・チェヨン)、金多延(キム・ドヨン)、林娜暎(イム・ナヨン)、宇宙少女・ヨンジュンの9名。元々11人だったグループから2名が不参加となるが、それでも9人が同じステージに立つという事実は、K-POPの歴史においても珍しい出来事だ。
「プロデュース101」が生んだ奇跡と、その後の10年
I.O.Iは2016年、Mnet(エムネット)のオーディション番組「プロデュース101」から誕生した。視聴者の投票によってメンバーが決まるという当時としては斬新な形式は、韓国だけでなく日本のファンにも大きな衝撃を与えた。実際、同番組の日本版「PRODUCE 101 JAPAN」が2019年に制作されるなど、そのフォーマットはアジア全域に波及している。
しかしI.O.Iの活動期間はわずか約1年。2017年初頭に解散した後、メンバーたちはそれぞれの所属事務所に戻り、ソロや別グループとして活躍を続けた。チョンハはソロアーティストとして国際的な評価を得、キム・セジョンはドラマ俳優としても成功を収めた。チョン・ソミはYGエンターテインメントと契約し、K-POPシーンで独自の存在感を放ってきた。
それぞれが独立したキャリアを築いた9人が、再び「I.O.I」という名前のもとに集まる——この再結成が単なるノスタルジアの消費にとどまらない理由が、ここにある。
なぜ「今」なのか——K-POPにおける再結成の新潮流
アルバムタイトル「LOOP(ループ)」は示唆的だ。終わりと始まりが循環する——この構造は、現在のK-POPが直面している問いと重なる。
ここ数年、K-POPは第4世代・第5世代アイドルの台頭により、かつての「第2世代・第3世代」グループへの関心が相対的に薄れていた。しかし一方で、BTSのグループ活動再開や、EXOメンバーの兵役後の動向など、「世代を超えた再集結」への需要は確実に高まっている。
日本市場においても、この流れは無関係ではない。日本はK-POPの最大規模の海外市場のひとつであり、I.O.Iの再結成コンサートツアーに日本公演が含まれる可能性は十分にある。2016年当時からI.O.Iを応援してきた日本のファン——現在は20代後半から30代になっている層——にとって、この再結成は単なる音楽イベントを超えた意味を持つかもしれない。
異なる視点から見る「再結成」の意味
ビジネスの観点から見れば、この再結成は緻密に計算された戦略でもある。各メンバーが異なる事務所に所属しているにもかかわらず実現したこの企画は、K-POPエンターテインメント業界における「共同プロジェクト型」の新しいモデルを示している。競合する事務所同士が利益を分け合う仕組みは、日本の芸能界では稀なケースだ。
ファンの視点では、「終わっていなかった」というメッセージは感情的な共鳴を持つ。K-POPファンダム文化において、解散したグループへの「永遠の愛」を誓うことは珍しくない。その誓いに対して、グループ自身が10年後に応答する——このドラマ性は、コンテンツとしての強度を高める。
一方で、批判的な視点も存在する。「ノスタルジアの商業化」という指摘は避けられない。果たして「LOOP」は、過去の栄光を繰り返すだけなのか、それとも新たな音楽的挑戦を見せるのか。その答えは、5月のアルバムリリースまで明らかにならない。
本コンテンツはAIが原文記事を基に要約・分析したものです。正確性に努めていますが、誤りがある可能性があります。原文の確認をお勧めします。
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