ニコロデオン『ネッド』俳優テイラー・チェイスが路上生活、共演者ダニエル・カーティス・リーがクリスマス直前に支援

かつての人気子役スターが、路上生活を送っている。ニコロデオンの人気ドラマ『ネッドのSCHOOL SURVIVAL GUIDE』に出演していた俳優テイラー・チェイス（36歳）がホームレス状態にある映像が拡散し、かつての共演者たちが支援に乗り出した。

ドラマで共演したダニエル・カーティス・リーは12月23日、自身のInstagramで動画を公開。「ホリデーシーズンにテイラー・チェイスを心配している皆さんへ、近況を報告します」と述べ、チェイスとピザを食べながら再会した様子を伝えた。

「旧友を信じてくれた」—支援の輪

リーによると、当初は別の元子役スターであるショーン・ワイス（映画『飛べないアヒル』）らがチェイスを病院に連れて行こうと試みたが、チェイスがためらったため実現しなかったという。しかし、リーが直接会いに行くと、チェイスは「旧友を信じてくれた」とリーは語る。リーはクリスマスで混み合う中、チェイスのためにホテルの一室を確保した。

リーは動画の中で「彼が状況を整理し、リハビリ施設に入る手助けをする」と約束し、二人は抱き合って別れた。チェイスは「会えて本当に嬉しいよ。ありがとう」と感謝を述べた。ワイスも自身の薬物依存からの回復経験を活かし、カリフォルニア州サンクレメンテにあるリハビリ施設のベッドをチェイスのために確保したと申し出ている。

主演俳優の苦悩「本人が望まない限り…」

一方、同ドラマで主人公ネッド役を演じたデヴォン・ワークハイザーもTMZの取材に対し、「テイラーは繊細で心優しい子だった。こんな姿を見るのは胸が張り裂けるようだ」とコメント。同時に、「深刻な依存症やメンタルヘルスの問題と闘っている人なら誰でも知っていることだが、本人が助けを望まない限り、信じられないほど困難な状況になる」と複雑な心境を明かした。