Googleが学校を通じて子供を「生涯顧客」化か、2020年の機密文書で判明した戦略
2020年のGoogle内部文書により、学校への投資を通じて子供を「生涯顧客」にする戦略が判明。メンタルヘルスへの影響を巡る大規模訴訟で明らかになりました。
「一度使えば一生のファンになる」。Googleが教育現場への投資を通じて、子供たちを自社のエコシステムに組み込もうとしていた実態が明らかになりました。米国の児童安全に関する訴訟の過程で公開された内部文書には、学校への投資を足がかりにブランドへの信頼と忠誠心を生涯にわたって維持させるという同社の長期的な戦略が記されていました。
Google child safety lawsuit 2020 documents:機密文書が語る「生涯顧客」戦略
NBCニュースの報道によると、今回の文書は2020年11月の日付で作成されたプレゼンテーション資料です。この中でGoogleは、子供たちを自社サービスに「オンボード(取り込み)」することが、将来的なブランドへの信頼とロイヤリティにつながると分析していました。教育機関向けに提供されるツールやハードウェアが、単なる学習支援を超えた「顧客獲得の入り口」として機能していた可能性が浮上しています。
加速する大手テック企業への法的追及
この文書は、複数の学区や家族、州司法長官らがGoogle、Meta、ByteDance、Snapの4社を相手取って起こした大規模な訴訟の一部として開示されました。原告側は、これらの企業が「中毒性が高く危険な製品」を意図的に作り出し、若年層のメンタルヘルスに害を及ぼしたと主張しています。なお、Snapはこの件に関して早期の和解に応じたと報じられています。
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