ASML受注額が予想の2倍、AI需要で半導体業界の勢力図が変わる
ASML第4四半期受注額が132億ユーロと予想を大幅上回る。メモリ不足とAI需要で2026年売上見通しも上方修正。日本の半導体産業への影響は?
半導体製造装置の世界最大手ASMLが132億ユーロ(約158億ドル)という記録的な受注額を発表しました。これは市場予想の63億ユーロを2倍以上も上回る数字です。
オランダのASMLは世界で最も先進的な半導体チップの製造に必要な装置を作る唯一の企業として、AI インフラストラクチャーブームの恩恵を受けています。同社の株価は今年だけで約30%上昇しており、投資家の期待の高さを物語っています。
AI需要が牽引する異例の成長
ASMLの最高財務責任者ロジャー・ダッセン氏は「顧客企業が中期的な市場見通しをより楽観的に評価している」と説明しています。特にTSMC(台湾積体電路製造)が今月発表した第4四半期の記録的利益は、AI チップとインフラへの需要が継続することを裏付けています。
TSMCはNVIDIAやAMDなどの企業向けに半導体を製造する世界最大のチップメーカーで、ASMLの重要な顧客でもあります。同社の好調な業績は、ASMLの装置需要を直接的に押し上げる要因となっています。
メモリ半導体不足が追い風に
現在、メモリ半導体の深刻な不足により、価格が前例のない水準まで上昇しています。業界関係者は、この供給不足が2027年まで続くと予想しており、世界最大手のメモリメーカーであるサムスンやSKハイニックスが製造能力の拡大を急いでいます。
バークレイズのアナリストは、SKハイニックスが2026年にASMLの最先端EUV(極紫外線)リソグラフィ装置を12台購入すると予測しています。これらの装置はASMLが製造する最も高度な機械の一つで、2026年のEUV装置からの収益は昨年と比較して「大幅に増加する」と同社は述べています。
中国市場の縮小と戦略的影響
一方で、ASMLは地政学的な制約にも直面しています。輸出規制により、同社は中国に最先端の装置を出荷することができません。2026年の中国市場からの売上は全体の20%になると予想されており、昨年の33%から大幅に減少する見込みです。
この変化は日本の半導体産業にとって複雑な影響をもたらします。ソニーやキオクシア(旧東芝メモリ)などの日本企業にとって、中国市場の縮小は競争環境の変化を意味する一方で、ASML装置へのアクセスが相対的に改善される可能性もあります。
雇用調整と効率性の追求
成長の一方で、ASMLは約1,700人の人員削減を発表しました。主にオランダと米国で実施されるこの措置は、同社の業務がより機敏性を欠くようになったことへの対応だと説明されています。120億ユーロの自社株買いプログラムも2028年12月末まで実施される予定です。
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PRISMが7月に紹介したEpoch AIの予測(2026年7〜9月期にビッグテック5社のフリーキャッシュフローがゼロ)を8-Kで採点。設備投資がトレンドを447億ドル上回り、5社合計は-318億ドル(PRISM試算)でした。
FRBは賛成10反対2、日銀は賛成8反対1で金利を据え置き。米国7〜9月期GDPは年率3.4%成長、9月PCE物価は前年同月比3.6%。サムスン電子の決算は営業利益107兆4000億ウォンのうち半導体が106兆5000億ウォン。
韓国の7~9月期GDPは前期比1.0%増でした。寄与度では、輸出1.1ポイントから輸入1.0ポイントを差し引いた純輸出が0.1ポイントです。半導体製造用機械などが主導した設備投資0.4ポイントと実質GDI3.4%増も表れ、民間消費は0.2%減りました。
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