SCOがイランへの外部干渉を警告。2026年の中露主導による対米牽制の構図
2026年1月17日、中露主導のSCOがイランへの外部干渉を警告。経済危機で揺れるイラン情勢を巡り、米国を牽制する声明を発表しました。地政学的な緊張が高まっています。
握手は交わしていますが、その背後では牽制が続いています。中国とロシアが主導する安全保障枠組みである上海協力機構(SCO)が、国内情勢が不安定化するイランへの外部干渉に対し、米国を念頭に置いた強い警告を発しました。
SCOによるイラン情勢への公式声明と外部干渉の否定
サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道によると、SCOは2026年1月16日付の声明で、イラン国内で発生している一連の「悲劇的な出来事」について深刻な懸念を表明しました。この声明では、民間人や法執行当局者に犠牲者が出ていることに触れつつ、「イラン・イスラム共和国の内政に対するいかなる干渉にも反対する」と強調しました。
この動きは、イランの主権、独立、および領土の一体性を尊重するというSCOの原則に基づいたものです。名指しは避けたものの、イランの反政府デモを支持する姿勢を見せる米国などの欧米諸国に対し、外交的・政治的な解決を求める形で釘を刺した格好となります。
経済危機と抗議活動の激化:イランが直面する内憂
現在、イランは2025年後半から続く大規模な全国的抗議デモの渦中にあります。その背景にあるのは、深刻化する経済危機と、食料価格の急騰を招いている記録的なインフレです。すでに数百名のデモ参加者と警備当局者が衝突により死亡したと伝えられており、情勢は混迷を極めています。
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