「コパカバーナ」のバリー・マニロウ(82)、肺がんを公表。手術のため2026年ツアーを一部延期

「コパカバーナ」などのヒット曲で知られる米国の伝説的歌手バリー・マニロウ（82）が2025年12月22日、自身のSNSを通じて肺がんの診断を受けたことを公表しました。マニロウ氏は手術を受けるため、2026年1月に予定されていたフェアウェルツアー「The Last Concerts」の9公演を延期すると発表しました。

マニロウ氏の声明によると、長引く気管支炎の後の精密検査でがんが発見されたとのことです。彼は「素晴らしい医師が念のためにMRI検査を指示してくれた」と経緯を説明。その結果、左肺に切除が必要ながん性の斑点が見つかったと明かしました。

「こんなに早く見つかったのは、純粋に幸運（と素晴らしい医師の）おかげです。それが良いニュースです」と、マニロウ氏はファンに安堵を促しました。

治療計画については、手術で斑点を切除するのみで、化学療法や放射線治療の予定はないとしています。「チキンスープと『アイ・ラブ・ルーシー』の再放送があれば大丈夫」とユーモアを交え、回復には約1ヶ月かかるとの見通しを示しました。延期された公演は、2026年2月から4月にかけてフロリダ州オーランドやオハイオ州コロンバスなどで開催される予定です。

最後にマニロウ氏は、「もし少しでも症状があれば、検査を受けてください！」とファンに呼びかけ、自身の経験を通じて早期発見の重要性を訴えました。彼の次回の公演は、2月12日から始まるラスベガスのウェストゲートでのバレンタイン公演が予定されています。

PRISM Insight: ソーシャルメディア時代において、著名人が健康問題を自らファンに直接伝えることで、憶測を防ぎ、信頼関係を深める傾向が強まっています。また、マニロウ氏の呼びかけは、早期発見の重要性に対する社会的な関心を高めるきっかけとなるでしょう。