Amplify、ステーブルコインとトークン化に特化した新ETF2本を上場
資産運用会社Amplify ETFsが、ステーブルコイン技術(STBQ)とトークン化技術(TKNQ)に特化した2つの新ETFを上場。経費率0.69%で、XRPやSOLなどの暗号資産ETFを組み入れ。
資産運用会社のAmplify ETFsは2025年12月23日、ステーブルコインとトークン化技術セクターに特化した2つの新しい上場投資信託(ETF)をニューヨーク証券取引所Arcaに上場させました。これにより、投資家は急成長するデジタル資産の特定分野へ、より手軽にアクセスできるようになります。
2つのETFの概要と特徴
今回発表されたのは、「Amplify Stablecoin Technology ETF (STBQ)」と「Amplify Tokenization Technology ETF (TKNQ)」です。両ファンドともに、総経費率は0.69%に設定されています。
STBQ: ステーブルコイン技術
STBQは、決済関連企業や暗号資産インフラプロバイダー、ステーブルコイン基盤の取引を促進するプラットフォームなどへ投資します。同社ウェブサイトによると、現在の保有銘柄数は24で、XRP、SOL、ETH、LINKの現物価格に連動する暗号資産ETFが主要な構成要素となっています。
TKNQ: トークン化技術
一方、TKNQは、不動産や美術品といった現実世界資産(RWA)のデジタル化を可能にする事業に焦点を当てています。現在の保有銘柄数は53で、STBQと同様の暗号資産ETFに加え、複数の株式も組み入れています。
追い風となる規制環境
今回のETF上場は、米国の規制明確化の動きとタイミングが一致しています。今年7月に成立した「GENIUS法」は、ステーブルコインに関する連邦レベルの枠組みを創設。さらに、コンプライアンスや監査要件を明確化したことで、金融機関がステーブルコインを利用してトークン化資産を決済する道筋をつけました。このような規制の進展が、関連分野への投資商品の登場を後押ししているとみられます。
これらの特化型ETFの登場は、デジタル資産市場の成熟を示す重要なシグナルです。投資家はビットコインやイーサリアムといった主要資産だけでなく、ステーブルコインやトークン化という特定の「テーマ」に沿ってポートフォリオを構築できるようになります。特にXRPなどが上位に組み入れられている点は、伝統金融が注目するユースケースの多様化を反映していると言えるでしょう。
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