AIの電力需要は自前で確保。アルファベット、47.5億ドルでエネルギー開発企業を買収
グーグルの親会社アルファベットが、AIデータセンターの電力確保のため、エネルギー開発企業Intersect Powerを47.5億ドルで買収。電力網のボトルネックを回避し、自前の発電能力を拡大する戦略。
グーグルの親会社アルファベットは12月22日、データセンターおよびクリーンエネルギー開発を手がけるIntersect Power社を現金47.5億ドル(約7100億円)で買収することに合意したと発表しました。この買収には、Intersect Power社の負債継承も含まれています。
この動きの背景には、AI(人工知能)開発の急拡大に伴う爆発的な電力需要の増加があります。アルファベットは、需要増に追いつけない既存の電力網に依存することなく、自社でデータセンター向けの発電能力を確保する狙いです。AIモデルのトレーニングに不可欠な電力を安定的に確保することは、テック企業にとって最重要課題の一つとなっています。
アルファベットは以前からIntersect Power社との関係を築いていました。昨年12月には、グーグルとTPG Rise Climateが主導する形で同社に対し8億ドルの戦略的資金調達ラウンドを実施し、少数株主持分を保有していました。この提携では、2030年までに総額200億ドルの投資を行うという目標も設定されていました。
今回の買収対象は、Intersect Power社が今後開発するプロジェクトであり、既存の事業は含まれません。既存事業は他の投資家によって買収され、別会社として運営される予定です。同社が新たに開発する「データパーク」は、風力、太陽光、蓄電池といった発電施設の隣接地に建設され、来年(2026年)後半に稼働を開始し、`2027年`までに全面的な完成が見込まれています。取引自体は2026年前半に完了する見通しです。
グーグルが主要な利用者となりますが、Intersect Power社のキャンパスは、グーグルのAIチップだけでなく、他社のチップもホストできる産業パークとして設計されている点も注目されます。
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