Alphabetの時価総額がAppleを逆転、AI戦略の成否が明暗を分ける2026年
2026年1月、Alphabetの時価総額が3兆8,800億ドルに達しAppleを逆転。独自のAIチップ「Ironwood」や「Gemini 3」の成功が市場の評価を分けました。最新のテック市場動向を分析します。
2019年以来の歴史的な逆転劇が起きました。Googleの親会社であるAlphabetの時価総額が、ついにAppleを上回りました。この順位の入れ替わりは、両社が推進してきた人工知能(AI)戦略の成果が、市場の評価として明確に表れたものといえます。
Alphabet Apple 時価総額 2026 年の逆転データ
ロイター通信によると、2026年1月7日の水曜日の終値時点で、Alphabetの時価総額は3兆8,800億ドルに達しました。対するAppleは3兆8,400億ドルにとどまっています。同日のAlphabetの株価は2%以上上昇し、322.03ドルで取引を終えました。一方でAppleの株価は過去5日間で4%以上下落しており、対照的な動きを見せています。
AIハードウェアとソフトウェアの両輪で走るAlphabet
Alphabetの快進撃を支えているのは、着実に積み上げてきたAIエコシステムです。同社は2025年11月に独自のAIチップである第7世代TPU「Ironwood」を発表し、NVIDIAに代わる有力な選択肢として注目を集めました。さらに12月には最新AIモデル「Gemini 3」を投入し、高い評価を得ています。
クラウド事業の成長も無視できません。スンダー・ピチャイCEOは、2025年第3四半期までに締結した10億ドル規模の大型契約数が、過去2年間の合計を上回ったと述べています。その結果、Alphabetの株価は2025年に65%も急騰しました。
後手に回るAppleと市場の懸念
一方で、AppleはAI競争において苦戦を強いられています。次世代AIアシスタント「Siri」のリリースが延期され、市場では「よりパーソナルなSiri」の登場は2026年になると予想されています。金融大手のレイモンド・ジェームズ社は、Appleの投資判断を引き下げ、「2026年の収益成長は困難である」と指摘しました。
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