2026年W杯に暗雲、トランプ政権の入国規制がセネガルとコートジボワールのファンを直撃
2026年W杯を前に、トランプ政権の入国規制がセネガルやコートジボワールのサポーターを直撃。選手は例外とされる一方、一般ファンの渡航は絶望的。政治の壁と物価高騰に揺れるサッカー界の現状をChief Editorが分析します。
4年に一度のサッカーの祭典が、冷たい政治の壁に突き当たりました。 ドナルド・トランプ政権による入国規制の導入により、アフリカを代表する強豪国のサポーターたちが、米国で開催される2026年FIFAワールドカップ(W杯)の現地観戦を断念せざるを得ない事態に追い込まれています。
2026年W杯に向けたトランプ政権の入国規制がもたらす波紋
AP通信など複数のメディアによると、トランプ政権は2025年12月に、セネガルとコートジボワールを部分的な入国制限リストに追加しました。この措置により、すでにビザを所有している場合を除き、これらの国からのサポーターが米国へ渡航することが事実上不可能となりました。トランプ大統領は、今回の措置の理由として「スクリーニング(審査)および身元確認の不備」を挙げています。同様の規制は、すでにW杯出場を決めているイランやハイチのファンにも適用されています。
選手は例外、置き去りにされるサポーターたち
今回の規制では、選手やチーム関係者、およびその直系親族については例外が認められていますが、一般のサポーターに対しては救済措置が取られていません。現在モロッコで開催されているアフリカネイションズカップ(AFCON)の会場では、悲しみと憤りの声が広がっています。セネガルのサポーター団体代表であるファトゥ・ディエディウ氏は「私たちは参加したいが、どうすればいいのか分からない。今はただ、政権が考えを変えてくれるのを待つしかない」と苦渋の表情で語りました。
入国規制以外の障壁と「無援軍」での戦い
サポーターを阻むのは政治的な問題だけではありません。物価の高騰も大きな壁となっています。一部のファンからは、チケット代や渡航費が「草の根のファンを無視したビジネス中心の価格設定になっている」との批判も出ています。コートジボワールのヤン・ディオマンデ選手は「サポーターがいなくても、私たちは全力を尽くして戦うだけだ」と述べつつも、スタンドの熱狂が欠けることへの懸念を隠せませんでした。
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