中国が静寂のICBM発射車両を公開：電気駆動と「カニ歩き」が可能な中国 ICBM 発射台 2025
中国の研究チームが、電気駆動と「カニ歩き」機能を備えた新型ICBM移動発射車両のプロトタイプを公開。2025年12月21日に北京でお披露目されたこの車両は、高いステルス性と機動性を両立しています。
音もなく忍び寄り、予測不能な動きで地形を走破する。そんな次世代の核抑止力が姿を現しました。中国の研究チームが、完全モジュール式のインテリジェント電気駆動重車両を開発したことが明らかになりました。この車両は、大陸間弾道ミサイル（ICBM）の移動式発射台としての活用が想定されています。
中国 ICBM 発射台の新技術：カニ歩きと静音性
研究者らによると、この新型車両は「カニ歩き（横方向への移動）」が可能であり、従来の大型発射車両では通行が困難だった狭い場所や障害物のある地形も難なく突破できるといいます。全輪操舵システムによる高い機動性は、複雑な山岳地帯などでの運用を容易にします。
また、従来のディーゼルエンジンではなく電気駆動を採用したことで、作動音が極めて静かになりました。これにより、偵察衛星や音響センサーによる検知を困難にし、ステルス能力が大幅に向上したと主張されています。
2年未満でプロトタイプを完成
このプロジェクトは、2024年1月に承認されてからわずか2年未満という異例の速さで進行しました。2025年12月21日に、北京でプロトタイプが初公開されました。モジュール式構造を採用しているため、任務に応じて車両の構成を柔軟に変更できる点も大きな特徴です。
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