李在明大統領の中国訪問 2026：習近平主席との首脳会談で経済協力を再始動

8年ぶりの本格的な「春」が訪れるのでしょうか。韓国の李在明大統領が来週初め、中国を国賓として訪問し、習近平国家主席と首脳会談を行う予定です。大統領府は12月30日、両首脳が戦略的協力の強化と経済関係の深化について協議すると発表しました。

李在明大統領 中国訪問 2026 の外交的意義

聯合ニュースによると、今回の訪問は韓国の大統領として2017年以来となる中国への公式訪問です。両首脳の対面は、2025年11月に慶州で開催されたAPEC首脳会議以来、わずか2ヶ月ぶりとなります。この異例のスピードでの再会は、停滞していた「戦略的協力パートナーシップ」を完全に復元させるという両国の強い意志の表れとみられています。

大統領府の康裕晶（カン・ユジョン）報道官は会見で、サプライチェーンへの投資、デジタル経済、そして越境犯罪への対応など、両国民に直接的な利益をもたらす具体的な成果が期待されていると述べました。特に北朝鮮問題において、中国に建設的な役割を果たすよう求める方針であり、これに対し中国側も朝鮮半島の安定への意欲を改めて示すとみられます。

四大財閥トップが同行する経済外交の舞台

今回の訪中には、実利を重視する経済界からも熱い視線が注がれています。業界関係者によれば、SKグループの崔泰源（チェ・テウォン）会長をはじめ、サムスン電子の李在鎔（イ・ジェヨン）会長、現代自動車グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）会長、LGグループの具光謨（ク・グァンモ）会長といった主要財閥のトップが経済使節団として同行する見通しです。

李大統領は北京での日程を終えた後、火曜日に上海へ移動します。上海では、独立運動の英雄である金九（キム・グ）の生誕150周年と大韓民国臨時政府樹立100周年を記念する行事に出席するほか、両国のスタートアップ企業を支援するビジネスイベントにも参加する予定です。滞在期間中には、多様な分野での協力に関する覚書（MOU）の締結も予定されています。