多摩動物公園で狼が一時逃走、2025年12月の緊迫した約5時間
2025年12月28日、東京の多摩動物公園でヨーロッパオオカミが檻から一時逃走しました。約5時間にわたる緊迫した状況の中、来園者は避難し、午後2時20分に無事捕獲されました。怪我人はありませんでしたが、施設の安全管理体制が改めて問われています。
日曜日の穏やかな動物園が、一瞬にして緊張に包まれました。2025年12月28日、東京都日野市にある多摩動物公園で飼育されていた狼が檻から逃げ出し、園内は一時閉鎖を余儀なくされました。幸いにも怪我人は報告されていませんが、多くの来園者が建物内への避難を強いられるなど、週末の行楽地は騒然となりました。
多摩動物公園で狼が逃走した経緯と捕獲までの詳細
共同通信などの報道によると、事案が発生したのは開園直後の午前9時30分頃のことです。園の職員が、一般の歩道上を歩いているヨーロッパオオカミを偶然発見しました。動物園側は直ちに来園者の入園をストップし、安全確保のために園内への立ち入りを制限する措置を講じました。逃げ出した狼は、その後園内の茂みに潜んでいるところを発見され、午後2時20分頃に無事捕獲されました。約5時間にわたる逃走劇でしたが、狼が園外に出ることはなかったと発表されています。
来園者の安全確保と施設の現状
狼の発見直後、園内にいた人々は職員の誘導に従い、最寄りの建物や安全なエリアへと避難しました。施設運営側は、安全が完全に確認できるまでその日の営業を再開しないことを決定しました。1958年に開園した多摩動物公園は、国内外の約260種類の動物を飼育する広大な施設です。今回の逃走原因については現在調査中であり、展示施設の老朽化や管理体制の不備がなかったかどうかが今後の焦点となります。
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