トランプ大統領、ベネズエラの麻薬積み込み施設を「攻撃」 異例の直接軍事介入か
2025年12月29日、トランプ大統領はベネズエラ国内の麻薬積み込み施設を米軍が攻撃したと発表しました。領土内への直接的な軍事介入は異例であり、マドゥロ政権への圧力は新たな段階に入っています。国際法上の議論やCIAの関与など、緊迫するラテンアメリカ情勢を詳報します。
「我々はすべての船を叩き、その拠点を叩いた」。ドナルド・トランプ大統領は2025年12月29日、米国がベネズエラ国内の麻薬積み込み施設を攻撃したと発表しました。マドゥロ政権への圧力を強めて以来、米国がベネズエラ領土内で地上作戦を実施したことが公になるのは初めてのケースとなります。
トランプ大統領によるベネズエラ攻撃の背景と現状
ロイター通信によると、トランプ大統領は「麻薬を積み込むドックエリアで大規模な爆発があった」と述べ、この施設がもはや機能していないことを強調しました。CIA（中央情報局）による秘密工作の可能性を問われると、大統領は「誰がやったかは正確に知っているが、今は言いたくない」と述べるにとどめています。
問われる国際法と軍事行動の正当性
米国政府はこれまで、カリブ海や東太平洋で20回以上のストライキを行い、100人以上が死亡したと報告されています。民主党議員らは、これらの作戦、特にフランク・ブラッドリー提督が命じたとされる2度目の攻撃が国際法に準拠しているか疑問を呈しています。現在、カリブ海周辺には15,000人を超える米軍部隊が展開しており、緊張は最高潮に達しています。
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