アシアナ航空で社員1万人の情報漏洩、顧客データは「無事」と強調

約1万人分もの従業員の個人情報が危険に晒されました。韓国第2位の航空会社であるアシアナ航空は12月24日、社内ネットワーク（イントラネット）に対するハッキングの疑いがあり、従業員の個人情報が流出したと発表しました。しかし、同社は顧客データへの影響はないと強調しています。

クリスマスイブに発覚した内部システムへの攻撃

聯合ニュースによると、アシアナ航空は24日、前日（23日）に外部からのハッキングがあったとする緊急告知を社内向けに掲示しました。流出した疑いがあるのは、アシアナ航空本体および関連会社の役職員約1万人の氏名、電話番号です。さらに、イントラネットのアカウント、暗号化されたパスワード、メールアドレスも含まれていると見られています。

迅速な対応と顧客への言明

インシデント発覚後、アシアナ航空は迅速に対応したと述べています。同社の関係者は「データ漏洩を確認後、直ちにシステムへの不正アクセスを遮断した」と説明し、全従業員のイントラネットパスワード変更など、関連データの保護に必要な措置を講じていると付け加えました。現時点では、顧客の個人情報が漏洩した事実は確認されていないというのが同社の公式見解です。