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ケイト・ウィンスレット監督デビュー作『グッバイ・ジューン』、22歳息子の「学校の宿題」がNetflix映画になった舞台裏
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ケイト・ウィンスレット監督デビュー作『グッバイ・ジューン』、22歳息子の「学校の宿題」がNetflix映画になった舞台裏

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アカデミー賞女優ケイト・ウィンスレットが監督デビュー。22歳の息子の学校の課題だった脚本が、ヘレン・ミレンら豪華キャスト共演のNetflix映画『グッバイ・ジューン』になるまでの驚くべき舞台裏を明かす。

息子の学校の宿題が、オールスターキャストが揃うNetflix映画になった。アカデミー賞女優のケイト・ウィンスレットが、現在22歳になる息子、ジョー・アンダースが脚本を手がけた映画『グッバイ・ジューン』で、初の監督に挑戦。エンターテインメント・ウィークリー誌の取材に対し、ウィンスレット自身がその驚くべき経緯を語りました。

「これを映画にする」母の決意

すべての始まりは、息子アンダースが脚本コースの課題として書き上げた一本の脚本でした。ウィンスレットによると、彼は「あまり良くないかもしれないけど、読んでくれる?」と恐る恐る脚本を渡してきたといいます。しかし、それを読んだウィンスレットは、「これは本当に素晴らしい。映画にするわ」と即座に宣言。驚く息子に「私がプロデュースして、すごい役者を集める。私も姉妹の一人を演じるから」と伝えたそうです。当初はただの課題だった作品が、ウィンスレットの心を動かし、映画化への道を歩み始めました。

監督になるという衝動

当初はプロデューサー兼出演者として参加する予定でしたが、脚本の初稿から約1年後、彼女は監督も務めることを決意します。「この作品を手放したくないと気づいたんです」とウィンスレットは語ります。この決意を最初に打ち明けたのは、共演者であるアンドレア・ライズボローでした。彼女は「もちろん、あなたがやるべきよ!」と即座に背中を押してくれたといいます。ウィンスレットは35年にわたるキャリアで築いた人脈を活かし、「考えるな、走れ!」の精神で、自ら撮影監督やプロデューサーに電話をかけ、プロジェクトを猛スピードで前進させました。

豪華キャストが描く家族の物語

『グッバイ・ジューン』は、母親(ヘレン・ミレン)の癌が再発し、余命宣告を受けた家族の物語です。クリスマスまであと2週間という時間の中で、4人の兄弟姉妹(ウィンスレット、アンドレア・ライズボロートニ・コレットジョニー・フリン)の間に緊張が走ります。ウィンスレットは「喪失についての物語ですが、それ以上に家族や人生、そしてその尊さについて描いています」と作品のテーマを説明しています。

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