「なぜ私だけ外された？」サタデー・ナイト・ライブ50周年特番、初代アンカーのチェビー・チェイスが心境を告白

「正直、傷ついた」。米国の伝説的コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」（SNL）の50周年記念特番に、なぜ自身の出番がなかったのか。オリジナルキャストメンバーであるチェビー・チェイスが、CNNの新作ドキュメンタリーで初めてその胸の内を明かした。

「なぜビル・マーレイはいて、私はいない？」

チェイスは、2026年1月1日に公開予定のドキュメンタリー「I’m Chevy Chase and You’re Not」の中で、今年初めに放送されたSNL50周年特番への不参加が「かなり動揺した」と語った。「他の俳優たちと一緒にステージに立てると思っていたのに。なぜ外されたのか？」と彼は問いかける。特に、自身が1975年に初代アンカーを務めた人気コーナー「ウィークエンド・アップデート」のセグメントにビル・マーレイが出演していたことについて、「なぜ彼はそこにいて、私はいないのか？その答えが分からない」と述べ、失望感をにじませた。

舞台裏では何が？食い違う証言

チェイスは番組プロデューサーのローン・マイケルズに一度テキストで尋ねたものの、すぐに撤回したという。しかし、「誰かが大きな間違いを犯した。誰かは分からないが、間違いだ」と、納得できない様子を見せた。

一方で、彼の妻ジェイニーは、当日までチェイスには2つの役柄が用意されていると聞かされていたが、突如「役はなくなった」と告げられたと証言。これに対しマイケルズ本人もドキュメンタリー内で、「『ウィークエンド・アップデート』にはいくつかのバージョンがあった」と認めつつ、「チェビーが集中力を欠いているという懸念の声が、名前は明かせない誰かからあった」と示唆した。Entertainment Weeklyによると、SNL側はコメントの要請にすぐには応じなかったという。