若き翼ヤマルとラフィーニャが躍動！バルセロナ、10人のビジャレアルを下し首位固め

FCバルセロナが現地時間21日、10人で戦ったビジャレアルを2-0で下し、ラ・リーガ首位の座を固めました。この勝利で2位レアル・マドリードとの勝ち点差は4に広がり、リーグ戦8連勝を達成。試合を決めたのは、両翼のラフィーニャ選手と18歳の新星ラミン・ヤマル選手でした。

試合は序盤、ブラジル代表のラフィーニャ選手が自ら得たPKを冷静に沈めてバルセロナが先制。前半終了間際には、ビジャレアルのレナト・ヴェイガ選手がヤマル選手への危険なタックルで一発退場となり、試合の潮目が大きく変わりました。

数的優位に立ったバルセロナは後半63分、ゴール前の混戦からフレンキー・デ・ヨング選手のアシストを受けたヤマル選手が追加点を奪い、勝利を決定づけました。ロイター通信によると、この試合は当初アメリカのマイアミで開催される計画でしたが、10月に中止となっていました。

守護神ジョアン・ガルシア選手の活躍も光りました。バルセロナは守備やビルドアップに課題を残したものの、ガルシア選手は何度も好セーブを連発。ラファ・マリン選手やゲオルゲス・ミカウターゼ選手の決定機を防ぎ、チームを完封勝利に導きました。これで公式戦3試合連続のクリーンシートとなります。

「ピッチ上では我々が優位だと感じていました。必ずしも楽ではありませんでしたが、勝利に値したと思います」- フレンキー・デ・ヨング（バルセロナ主将）

試合後、バルセロナの主将デ・ヨング選手は「年末を首位で終えるという目標を達成できた」と安堵の表情を見せました。一方、ビジャレアルの主将ダニ・パレホ選手は「10人になっても素晴らしいチームを相手に、僕らが見せた姿勢を誇りに思う」とチームの健闘を称えました。

ただ、試合終盤にジュール・クンデ選手が負傷交代するなど、ハンジ・フリック監督にとっては新たな懸念材料も生まれました。

PRISM Insight: 個の力で勝利を手繰り寄せるバルセロナの現実的戦略

PRISM Insight: バルセロナは、ラミン・ヤマルのような若手才能とラフィーニャのような経験豊富な選手を両翼に配置する戦略で、困難な試合でも個の力で突破口を開いています。これは、チーム全体のビルドアップに課題が残る中でも、勝ち点を着実に積み上げるための現実的な解決策と言えるでしょう。