終戦への「90%」:ゼレンスキー大統領がブダノフ氏を大統領府長官に抜擢 2026
2026年1月2日、ウクライナのゼレンスキー大統領は軍情報機関トップのブダノフ氏を新たな大統領府長官に任命。アメリカ仲介の20項目の和平計画が90%完了する中、汚職疑惑で辞任したイェルマーク氏の後任として、安全保障と外交の舵取りを担います。
終戦への道筋が「90%」整ったという重要な局面で、ウクライナのゼレンスキー大統領は、国防省情報総局(GUR)局長のキリーロ・ブダノフ氏を新たな大統領府長官に任命しました。
2026年1月2日、ゼレンスキー大統領はSNS(X)を通じてこの人事を発表しました。現在、ウクライナとアメリカはロシアとの戦争を終結させるための「20項目の計画」を策定中であり、新体制はこの外交・安全保障上の重要課題に集中することになります。
ブダノフ氏起用の背景と和平交渉の進展
現在39歳のブダノフ氏は、2020年8月からGURを率い、対ロシアの秘密作戦で数々の成果を上げてきました。ゼレンスキー大統領は「キリーロ(ブダノフ氏)はこの分野における専門的な経験と、結果を出すための十分な力を持っている」と述べ、国防力の強化と外交交渉の両立に期待を寄せています。同大統領は先日の水曜日、アメリカが仲介する和平合意案が「90%」完成していると発表しており、この歴史的なタイミングでの交代となります。
前任者イェルマーク氏の辞任と腐敗疑惑
ブダノフ氏は、昨年末に辞任したアンドレイ・イェルマーク氏の後任となります。ゼレンスキー大統領の最側近として知られたイェルマーク氏でしたが、2025年11月、大規模な汚職捜査の一環で自宅に家宅捜索が入ったことを受け辞職に追い込まれました。対ロシア交渉の窓口も務めていた同氏の汚職疑惑は国民の怒りを買い、一部では権力の集中や批判的な意見の排除といった批判も上がっていました。今回の人事には、政権内の浄化と信頼回復の狙いも透けて見えます。
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