コマンドラインでソフトウェア管理、Microsoftストアの新機能
Microsoft Storeがコマンドライン対応。PowerShellから「store」コマンドでアプリ検索・インストール・更新が可能に。GUI不要の効率的なソフトウェア管理を実現
「Microsoft Storeを開くのが面倒」と感じたことはありませんか。読み込みが遅く、広告だらけで、目当てのアプリを探すのも一苦労。そんな悩みを解決する新機能が登場しました。
Microsoftが先週発表したのは、Microsoft Storeのコマンドライン版です。PowerShellを開いて「store」と入力するだけで、アプリの検索からインストール、更新まで、すべてキーボードだけで完結できます。
直感的な操作性を実現
従来のコマンドライン版パッケージマネージャーでは、正確なアプリ名を知らなければエラーが発生していました。しかしMicrosoftの実装は異なります。「store install firefox」と入力すると、システムが自動的にFirefoxを検索し、開発元のMozillaを表示して、インストールの確認を求めてくれます。
この柔軟性は画期的です。Linuxユーザーは長年コマンドラインでのソフトウェア管理に慣れ親しんでいますが、商用OSでここまで使いやすいコマンドライン版ストアは珍しいでしょう。
制限と可能性のバランス
一方で制約もあります。インストール可能なのはMicrosoft Storeで配信されているアプリのみ。Google ChromeやPaint.netなど、人気の高いソフトウェアの一部は対象外です。
しかし「store search」で検索したり、「store browse-apps」でカテゴリ別に閲覧したりと、Microsoft Storeのほぼすべての機能をコマンドラインから利用できます。特に「store updates」コマンドは秀逸で、すべてのアプリを一括更新できる効率性は、従来のGUIでは実現困難でした。
日本のIT環境への影響
日本企業の多くは、セキュリティとガバナンスを重視したIT環境を構築しています。コマンドライン版Microsoft Storeは、企業のシステム管理者にとって新たな選択肢となるでしょう。スクリプト化による自動化や、リモートでの一括管理が容易になるためです。
特に、DX推進を掲げる日本企業にとって、開発者の生産性向上は重要課題です。GUIからコマンドラインへの移行は、作業効率の大幅な改善をもたらす可能性があります。
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