『ナイブズ・アウト3』撮影地の意外な秘密：監督が明かす「リックロール」聖地との奇妙な接点

インターネット上でリンクを踏んだ途端、リック・アストリーの軽快な楽曲が流れ出す――。そんな古典的ないたずら「リックロール（Rickrolling）」が、まさかのハリウッド大作と交差しました。大ヒットミステリーシリーズの最新作『Wake Up Dead Man（原題）』の撮影現場が、あの名曲のミュージックビデオと同じ場所であったことが判明したのです。

『ナイブズ・アウト3』撮影地がリックロールの聖地だった理由

『ナイブズ・アウト』シリーズを手がけるライアン・ジョンソン監督は、SNSプラットフォームのBlueskyにて驚きの事実を認めました。最新作の劇中に登場するジムのシーンが、実は1987年に公開された「Never Gonna Give You Up」のMV撮影場所と同じだったのです。この場所はロンドンにある「ハロウ・クラブ」という施設で、かつては教会として使われていた歴史的な建物として知られています。

現場で一人だけ興奮していた監督の孤独

ジョンソン監督によると、この「歴史的発見」に撮影現場で興奮していたのは彼一人だけだったようです。監督は「現場で私だけがその事実に興奮し、スマホで例の曲を流してみたものの、周囲からは無反応な視線を向けられただけだった」と自虐的に語っています。20年近くインターネット上で愛され続けているミーム（ネット上の流行）も、多忙な映画製作の現場では温度差があったようです。