2025年動物ミーム総決算：パンダ外交からLAの「熊房客」まで癒やしの全記録

インターネットで最も愛されているコンテンツは何でしょうか？その答えはおそらく、可愛らしい子犬の写真や猫の動画です。2024年にドイツで行われた調査によると、回答者の52.9%が「情報に基づいた」動物動画を好み、面白いだけの動画を好む層（41.8%）を上回っていることが分かりました。本日は、2025年の締めくくりとして、世界中を笑顔にした動物たちのストーリーをお届けします。

2025年パンダ外交とギネス記録の主役たち

2025年は米中間の「パンダ外交」において新たな章が刻まれた年でした。1月、ワシントンの国立動物園にオスの「宝力（バオ・リン）」とメスの「青宝（チン・バオ）」がデビューし、ライブカメラや専用の観光プランが組まれるほどの熱狂を巻き起こしました。飼育員のマリエル・ラリー氏によれば、活発なバオ・リンに対し、チン・バオは木の上で過ごすことを好む独立心旺盛な性格だといいます。

また、イギリスからは驚きのギネス記録が届きました。リンカーンシャーの保護施設にいるロバのデリックは、体高5フィート5インチ（約165cm）で「世界で最も背の高いロバ」として認定されました。同施設のバンブーも「世界で最も長い耳を持つロバ」として2026年版ギネス世界記録に名を連ねています。

全米が涙した、奇跡の再会ストーリー

2025年は感動的な再会も多く語られました。3月にミシシッピ州を襲った竜巻で行方不明になっていたカメの「マートル」が、近隣住民の助けを経て、4月に飼い主のエマニュエル家と再会を果たしました。飼い主は「多くの悲しみの中で、このような幸せな出来事があって本当に良かった」と喜びを語っています。

カリフォルニア州モロベイでは、母親とはぐれたラッコの赤ちゃん「キャタピラー」の救出劇が話題となりました。海洋哺乳類センターのチームが赤ちゃんの鳴き声を録音して再生し、母親をおびき寄せるという粘り強い捜索の結果、数時間後に親子は無事再会し、抱き合いながら海へと帰っていきました。