PhonePe IPO インド市場の覇者が150億ドルの評価額で上場へ:マイクロソフトら全株売却
インドの決済大手PhonePeがIPOに向け目論見書を更新。タイガー・グローバルとマイクロソフトが全株式を売却し、150億ドルの時価総額を目指します。インド市場の動向を解説。
インドのフィンテック市場で圧倒的なシェアを誇る PhonePe が、いよいよ株式公開(IPO)に向けて動き出しました。テッククランチなどの報道によると、今回のIPOは既存の有力投資家たちが利益を確定させて撤退する「エグジット」の重要な局面となります。マイクロソフト と タイガー・グローバル は、保有する全株式を売却する意向を明らかにしました。
PhonePe IPO インド市場 における出口戦略の試金石
最新のIPO目論見書によると、今回の売り出しには合計 5,066万株 が含まれています。筆頭株主である ウォルマート は過半数の株式を維持しつつも、約 9% に相当する 4,590万株 を放出する予定です。2023年1月 の資金調達時には 120億ドル と評価されていましたが、今回のIPOでは最大 150億ドル の時価総額を目指しており、最大 15億ドル の資金調達が見込まれています。
Google Payを凌駕する圧倒的な決済規模
PhonePe はインドの統合決済インターフェース(UPI)エコシステムにおいて、競合の Google Pay を大きく引き離しています。決済件数と決済額のいずれにおいても、市場のリーダーとしての地位を確立しています。
| 指標 (2025年12月実績) | PhonePe | Google Pay |
|---|---|---|
| 取引件数 | 98.1億件 | 75.0億件 |
| 取引総額 | 約13.6兆ルピー | 約9.6兆ルピー |
| 市場シェア | UPIエコシステム首位 | 2位 |
財務面では、2025年9月期 までの6ヶ月間の売上高が前年同期比 22%増 の 391.9億ルピー に成長しました。一方で、損失額も 144.4億ルピー へと拡大しており、成長と収益性のバランスが今後の課題として注目されています。
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