韓国の熊胆採取、2026年より全面禁止。40年以上の論争に終止符
2026年1月1日より韓国で熊胆採取が全面禁止。40年以上続いた飼育慣習が幕を閉じ、野生動物保護の新たなフェーズへ。現在の保護状況や法的罰則、今後の課題を chief editor が詳しく解説します。
40年以上にわたって続けられてきた議論に、ついに終止符が打たれます。聯合ニュースの報道によると、韓国政府は2026年1月1日付で、熊を飼育して胆汁(熊胆)を採取する行為を全面的に禁止します。かつては農家の所得向上を目的に推奨された慣習でしたが、国際的な批判と動物愛護意識の高まりを受け、法的強制力を持った歴史的な転換点を迎えることとなりました。
韓国 熊胆採取 禁止 2026 の背景と法的根拠
韓国における熊の飼育は、1981年に農村所得増大策として輸入と繁殖が許可されたことに始まります。その後、国際的な批判を受けて1985年には輸入が禁止されましたが、既存の飼育個体からの胆汁採取や部位の販売は、漢方などの代替医療目的で継続されてきました。この状況を打破するため、2023年12月に「野生生物保護及び管理に関する法律」の改正案が国会を通過し、今回の全面禁止へと繋がりました。
現在も残る199頭の保護状況
環境部の発表によると、現在も韓国内の11カ所の農場で合計199頭の熊が飼育されています。これまで34頭が保護施設に移送されましたが、残りの個体については動物愛護団体と農家の間で買い取り交渉が続いています。全羅南道求礼(クレ)にある保護施設は49頭の収容が可能で、すでに21頭が移されています。しかし、忠清南道に建設予定だった第2の施設は、記録的な豪雨による浸水被害で完成が2027年まで遅れる見込みです。
熊の飼育産業を終わらせるという計画は、野生動物の福祉向上と国際的責任を果たすという韓国の意志を反映したものです。最後の一頭まで確実に保護されるよう、政府として全力を尽くします。
施行後の罰則と猶予期間
政府は法的な混乱を避けるため、農家に対して6カ月間の猶予期間を設けるとしています。この期間中、熊を維持・飼育すること自体は処罰の対象外となりますが、胆汁の採取を試みた場合は厳格な罰則が科されることになります。環境部は、この期間内にすべての農家との合意を形成し、個体の保護を完了させる方針です。
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