シドニー・キブリック(Sidney Kibrick)氏、97歳で逝去:『ちびっこギャング』伝説の終焉
『ちびっこギャング』でウォーム役を演じたシドニー・キブリック氏が97歳で逝去。子役スターから不動産開発者へと転身した波乱万丈の人生と、その功績を振り返ります。
ハリウッドの黄金期を支えた伝説が、静かに幕を閉じました。1930年代から40年代にかけて人気を博した短編映画シリーズ『ちびっこギャング(Our Gang / Little Rascals)』で、「ウォーム(Woim)」役を演じた元子役のシドニー・キブリック(Sidney Kibrick)氏が、2026年1月3日、カリフォルニア州ノースリッジで逝去しました。97歳でした。
シドニー・キブリックと『ちびっこギャング』での活躍
ハリウッド・リポーターによると、キブリック氏は数十本もの『ちびっこギャング』シリーズに出演し、悪役コンビのサイドキックとして視聴者に親しまれました。1928年にミネアポリスで生まれた彼は、幼少期にロサンゼルスへ移住。映画館を訪れた際にスカウトされるという、まさにハリウッドらしいきっかけでキャリアをスタートさせました。1935年の『Anniversary Trouble』でシリーズデビューを果たし、その後、バスター・キートンやヘンリー・フォンダといった伝説的スターとも共演しました。
11歳での決断:華やかな舞台から「普通の生活」へ
絶頂期にあったキブリック氏ですが、わずか11歳で俳優業を引退するという大きな決断を下しました。2022年のインタビューで彼は、「十分な経験をしたし、普通の生活に戻りたかった」と語っています。引退後は南カリフォルニア大学に進学し、不動産開発の分野で第2の人生を歩みました。100周年記念イベントでは、「当時の思い出は決して忘れない、素晴らしい経験だった」と笑顔で振り返っていたのが印象的でした。
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