Pax Silicaにカタールが加盟。AIと重要鉱物で対中包囲網を強化
2026年1月12日、カタールがアメリカ主導のAI・重要鉱物連合「Pax Silica」に加盟。日本や韓国を含む8カ国体制となり、トランプ政権が進める「AI覇権」の確立と中国への対抗策が一段と強化されました。
握手は交わされましたが、その先には激しい覇権争いが見え隠れしています。カタールがアメリカ主導のサプライチェーン協力連合に正式に参加することを決定しました。
ロイター通信などの報道によると、カタールは2026年1月12日(現地時間)、人工知能(AI)や重要鉱物のサプライチェーンにおける協力強化を目的とした「Pax Silica(パクス・シリカ)」への加盟文書に署名しました。署名式には、米経済事務次官のジェイコブ・ヘルバーグ氏と、カタールのアーメド・ビン・モハメド・アルサリド通商国務相が出席しました。
「Pax Silica」の拡大:8カ国体制へ
今回のカタールの加盟により、この連合は8カ国体制となります。参加国は、アメリカ、韓国、日本、オーストラリア、イギリス、イスラエル、シンガポール、そして今回加わったカタールです。この連合は、先端技術分野における中国の影響力拡大に対抗するため、昨年2025年12月に発足したばかりの経済安全保障イニシアチブです。
「Pax Silica」という名称は、ラテン語で平和を意味する「Pax」と、半導体チップの主要原料である「シリカ(ケイ素)」を組み合わせたものです。アメリカ国務省は、経済安全保障こそが国家安全保障であるという認識のもと、カタールの強力な投資能力とエネルギー資源が、グローバルな経済成長を牽引する重要なパートナーになると強調しています。
トランプ政権の「AI覇権」戦略
この動きの背景には、ドナルド・トランプ政権が掲げる「AIドミナンス(AI支配)」戦略があります。アメリカは、戦略的に極めて重要な資源である重要鉱物のサプライチェーンを安定させ、中国による支配を阻止することを目指しています。
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