BTSが王宮で無料コンサート、韓国文化の新たな象徴となるか
BTSが3月21日に光化門広場で無料コンサートを開催。朝鮮王朝の宮殿を舞台にした公演は、K-POPと韓国伝統文化の融合を象徴する歴史的イベントとなる見込み。
20万人が押し寄せると予想される無料コンサート。BTSが3月21日に韓国・ソウルの光化門広場で開催する復帰公演は、単なる音楽イベントを超えた文化的な意味を持つ可能性がある。
王宮の門から始まる壮大な演出
「BTS The Comeback Live: Arirang」と名付けられたこの公演は、午後8時に景福宮の宮殿内から始まる予定だ。7人のメンバーは勤政門と興礼門を通り、メインの光化門から登場する演出が検討されている。これは朝鮮王朝時代(1392-1910年)の王室行列を模した象徴的な入場となる。
特に注目されるのは、王が儀式や公的な行事に使用していた「月台」という復元された儀式用舞台の使用許可を得たことだ。この歴史的な舞台から現代のK-POPスターが登場するという演出は、伝統と現代の融合を視覚的に表現する狙いがある。
メインステージでは50人のダンサーと13人の伝統音楽団との共演が予定されており、5枚目のスタジオアルバム「Arirang」のテーマを強化する構成となっている。
グローバル配信で韓国文化を世界へ
公演はNetflixで世界同時配信される予定で、これは同プラットフォーム初の韓国からのグローバルライブ配信となる。190か国、3億人のユーザーを対象としており、韓国の伝統文化とK-POPの融合を世界に発信する機会となる。
演出を手がけるのは、スーパーボウルのハーフタイムショーで知られる英国人ディレクターのハミッシュ・ハミルトン氏。光化門の壁面には韓国伝統文化のモチーフを映すメディアファサードも予定されており、歴史的建造物と最新技術の組み合わせが注目される。
文化外交としての意味
正式な観客席は1万5000人だが、チケットなしのファンも含めて20万人が集まる可能性があると予測されている。これは単なる音楽イベントを超えて、韓国の「ソフトパワー」を示す文化外交の側面を持つ。
日本の音楽業界関係者からは「K-POPと伝統文化の融合は、アジア全体の文化的アイデンティティを考える上で興味深い実験」という声も聞かれる。特に、グローバル化が進む中で、どのように自国の文化的ルーツを現代的に表現するかという課題は、日本の芸能界にとっても参考になる事例となりそうだ。
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