OpenAIとCerebrasが100億ドルの巨額契約、AI推論の高速化へ
OpenAIがCerebrasと100億ドル規模の計算リソース供給契約を締結。2028年までに750MWの計算能力を確保し、リアルタイムAIの実現とエヌビディア依存の脱却を目指します。
100億ドルという天文学的な数字が動き、AI業界の勢力図が書き換えられようとしています。AI大手のOpenAIは、次世代AIチップメーカーであるCerebras(セレブラス)と数年にわたる計算リソース供給の合意に達しました。テッククランチやロイターが報じたところによると、この契約規模は100億ドル(約1兆4,500億円)を超えるとされており、AIの処理速度を劇的に向上させることが狙いです。
OpenAI Cerebras 100億ドル契約の全貌
今回の提携により、Cerebrasは2026年から2028年にかけて、合計750メガワットに及ぶ膨大な計算能力をOpenAIに提供します。OpenAIの公式ブログによれば、このシステムを導入することで、現在は処理に時間がかかっている複雑な応答を大幅に短縮できる見込みです。CerebrasのCEOであるアンドリュー・フェルドマン氏は、「ブロードバンドがインターネットを変えたように、リアルタイム推論がAIを変革する」と、その期待感を語っています。
エヌビディア依存からの脱却と独自の計算戦略
Cerebrasは、自社設計の巨大なAI専用チップが従来のGPU(エヌビディア製品など)よりも高速であると主張しています。OpenAIの戦略担当であるサチン・カッティ氏は、「OpenAIの計算戦略は、適切なワークロードに適切なシステムを組み合わせる、弾力性のあるポートフォリオを構築することだ」と述べています。今回の契約は、特定メーカーへの依存を減らしつつ、より自然な対話とリアルタイムなAI体験をユーザーに提供するための戦略的一手と見られています。
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