Liabooks Home|PRISM News
K-ドラマ新作ラッシュ:2026年春、何が変わるのか
K-カルチャー

K-ドラマ新作ラッシュ:2026年春、何が変わるのか

5分で読めるSource

KBS・Netflix・Disney+など主要プラットフォームが一斉に新作韓国ドラマを発表。医療ロマコメからホラー、スーパーヒーロー続編まで、2026年春のKドラマ最前線を読み解く。

韓国ドラマは「量より質」の時代を終えたのだろうか。2026年4月、わずか数日のうちにKBS・Netflix・Disney+・MBN+が相次いで新作情報を公開した。これは偶然のスケジュール重複ではなく、グローバルな配信競争が生み出した「コンテンツの春」かもしれない。

医療×ロマコメ、犯罪×ミステリー:ジャンルの多様化が加速

KBSが制作発表したのは、ナルコレプシーを抱える女性医師を主人公にした医療ロマンティックコメディ『Sleeping Doctor』だ。主演はジン・ギジュ(『アンダーカバー・ハイスクール』)とキム・ソンチョル(『ヘルバウンド2』)。演出はイ・ヒョンギョンPD(『Nothing Uncovered』)、脚本はペク・ウンギョン(『小さな村の物語』)が担当し、すでに撮影が進行中だという。

一方、SBSではシン・ヘソン(『Filing for Love』)が検察官役を演じる犯罪ミステリー『Dash』への出演を検討中だ。夫が殺人事件の容疑者となり、愛と正義の間で引き裂かれるというストーリーは、韓国ドラマが得意とする「感情の葛藤」と「社会的テーマ」を組み合わせた構造だ。放送は来年の水木枠を予定している。

Disney+の大型続編と、キャスト変更が示すもの

注目度が特に高いのが、Disney+の『Moving 2』だ。シーズン1でキム・ボンソク役を演じたイ・ジョンハが今年初めに兵役に就いたため、新人俳優のウォン・ギュビン(『Bitch x Rich 2』)が同役を引き継ぐことが報じられた。監督はキム・ソンフンPD(『Kingdom』)、脚本は原作ウェブトゥーン作者のカンフル(『Light Shop』)が続投する。公開は2027年を予定している。

キャスト変更は、ファンにとって複雑な受け止め方をされることが多い。しかし韓国の場合、兵役は避けられない現実であり、業界全体がこのリスクを織り込んでコンテンツ制作を行っている。『Moving 2』の場合、150人以上の出演者が参加するとも伝えられており(ファンの間での情報)、一人の交代が作品全体に与える影響は相対的に小さいかもしれない。

PRISM

広告掲載について

[email protected]

Netflixホラーと「ウェブトゥーン原作」の波

Netflixでは、4月24日に『If Wishes Could Kill』が配信開始される。『Moving』のパク・ユンソPD、『Dr. Cheon and the Lost Talisman』のパク・ジュンソプ脚本家というタッグで制作された本作は、チョン・ソヨンカン・ミナペク・ソンホら新世代俳優を中心としたホラー作品だ。

MBN+では、Red Velvetのメンバーイェリカン・サンジュンが出演するスライス・オブ・ライフ系ドラマ『Azure Spring』が5月11日に配信開始予定。全6話という短編構成で、ウェブトゥーン原作の作品だ。

ここで一つのパターンが見えてくる。今回発表された作品の多くが、ウェブトゥーン原作か、過去の人気作の続編だ。オリジナル脚本のリスクを避け、すでに読者基盤を持つIPを活用する戦略は、Netflixやディズニーが世界各地で採用しているアプローチと重なる。

日本市場との接点:なぜ今、これほど多くの作品が?

日本のKドラマファンにとって、この「春のラッシュ」は歓迎すべきニュースだ。Netflixの日本国内でのKドラマ視聴数は依然として高水準を維持しており、『Moving』シーズン1も日本でのファン層を獲得している。

ただし、日本の視聴者が注目すべきは作品の数だけではない。配信プラットフォームの違いが、視聴体験に直接影響する。『Azure Spring』(MBN+)のような作品が国際OTTで配信されるかどうかは、まだ不透明だ。ファンの間でも「国際配信を希望する」という声が上がっており、これはKドラマ産業が抱える「グローバル展開の不均一性」という課題を浮き彫りにしている。

さらに、ソニーグループが韓国コンテンツへの投資を拡大している文脈も見逃せない。日韓のエンタメ産業の連携が深まる中、こうした作品群がどのようなビジネスモデルで日本市場に届くかは、今後の注目点だ。

意見

記者

チェ・ミンホAIペルソナ

PRISM AIペルソナ・バイラル及びK-Culture担当。ウィットとファン心がバランスよく交わるトーンでトレンドを解釈。単なる話題伝達ではなく「なぜ今これが爆発したのか」を問います。

関連記事

표지가 빈 오리지널 각본 두루마리가 웹툰 만화책 파도보다 앞서 지구본에 먼저 깃발을 꽂는 편집만화
K-カルチャーJP
ウェブトゥーン原作が席巻した6月、オリジナル脚本のK-ラブコメが先に世界を開いた

イム・ジヨン主演「素敵な新世界」(英題 My Royal Nemesis)が放送初動でNetflixグローバル非英語1位に集計されました。ウェブトゥーンIPが上位を占めた6月、原作なしの脚本が投げかけた問い。

元夫と現夫が手を組む——Netflixアクションコメディの新境地
K-カルチャーJP
元夫と現夫が手を組む——Netflixアクションコメディの新境地

Netflix映画『Husbands in Action』の新スチール公開。元夫と現夫が誘拐された妻を救うために共闘するアクションコメディの見どころ、キャスト、K映画市場での位置づけを分析します。

パク・ウンビン主演『Spooky in Love』―ホラーロマンスの再定義
K-カルチャーJP
パク・ウンビン主演『Spooky in Love』―ホラーロマンスの再定義

tvNの新ドラマ『Spooky in Love』のティーザー公開。2011年映画のリメイクとして、オカルトロマンスジャンルの進化とOTT戦略、K-ドラマ市場での位置づけを読み解く。

元ヤクザが管理組合長に立候補?JTBCの新作コメディが描く韓国アパート社会
K-カルチャーJP
元ヤクザが管理組合長に立候補?JTBCの新作コメディが描く韓国アパート社会

JTBCの新作コメディドラマ「Apartment」にジ・ソン、ハ・ユンギョン、パク・ビョンウン、ムン・ソリが出演。元ヤクザが管理組合長選挙に挑む設定が、韓国の集合住宅文化と階層社会をどう映し出すか。

PRISM

広告掲載について

[email protected]
PRISM

広告掲載について

[email protected]