ケニアと中国が貿易協定を締結:輸出の98.2%が関税ゼロ、2026年の新たな経済圏
2026年1月16日、ケニアと中国が貿易協定を締結し、輸出商品の98.2%が関税ゼロとなりました。コーヒーや生花が対象となる中、米国のAGOA更新を巡る圧力も表面化しています。
輸出商品の98.2%が関税ゼロで巨大市場へ。ケニア政府は2026年1月16日、中国との間で主要産品の免税輸出に関する暫定的な貿易協定を締結したと発表しました。これは、長年続いてきた対中貿易赤字を解消するための大きな一歩となります。
ケニア 中国 貿易協定 2026 の全容:コーヒーや生花が対象に
サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によれば、今回の「アーリーハーベスト(早期収穫)」枠組みにより、ケニア産のコーヒー、茶、生花などの主要農産品が、中国市場へ関税なしでアクセスできるようになります。両国の交渉は2025年12月19日に実質合意に達しており、今回の正式発表はその成果を具体化するものです。
ケニアのリー・キニャンジュイ通商相はこの協定について、「中国との貿易関係をさらに強化するというコミットメントを示す象徴的な進展である」と述べています。現在、ケニア側は免税対象を100%に拡大することを目指し、包括的な「経済連携協定(EPA)」の締結に向けて交渉を継続する方針です。
米国の圧力と外交的ジレンマ
しかし、この経済的な接近には政治的な影も落ちています。報道によると、米国はケニアに対し、中国との協定を断念するよう圧力をかけているとされています。その見返りとして、昨年に期限が切れた「アフリカ成長機会法(AGOA)」に基づく免税特権の更新を提示している模様です。ケニアにとっては、最大級の支援国である米国と、最大の貿易相手国の一つである中国の間で難しい舵取りを迫られています。
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