「マイティ・ダック」のスターがホームレス状態の元人気子役へ救いの手―「あとは彼を見つけるだけ」

かつてニコロデオンの人気ドラマ「ネッドの学園サバイバルガイド」に出演していた元子役スター、テイラー・チェイス（36歳）がホームレス状態にあることを示す映像が拡散し、ファンに衝撃が走っています。これを受け、映画「マイティ・ダック」シリーズで知られ、自身も依存症からの回復経験を持つ俳優ショーン・ワイスが、具体的な支援を申し出ました。

エンターテインメント・ウィークリー誌によると、ワイスは12月22日、自身のインスタグラムで動画を公開。「テイラー・チェイスについて多くのメッセージを受け取りました」と述べ、友人と協力し、カリフォルニア州サンクレメンテにある治療施設「Eleven 11 Recovery」にチェイスのためのベッドを確保したことを明らかにしました。

「あとは彼を見つけるだけです。私がロサンゼルスにいれば自分で探しに行くのですが」と、ワイスは4万6000人のフォロワーに協力を呼びかけ、もしチェイス本人に会えたら連絡するよう求めました。ワイスの計画は、チェイスを発見し、本人が治療に同意することが前提となります。

チェイスの映像がTikTokで拡散された後、あるユーザーが彼の回復を支援するためにクラウドファンディング「GoFundMe」を開始し、1,200ドル以上が集まりました。しかし、チェイスの母親からの要請でキャンペーンは中止に。母親は「テイラーに必要なのはお金ではなく、医療的なケアです。でも彼はそれを拒否しています」と説明したと伝えられています。

チェイスは「ネッドの学園サバイバルガイド」で早口なマーティン・クワァリー役を演じ、人気を博しました。一方、ワイスは「マイティ・ダック」シリーズでゴールキーパーのゴールドバーグ役を演じました。2022年に断酒2周年を祝うなど、自身の回復への道のりを公にしており、今回の行動はその経験に基づいていると見られます。