米原子力潜水艦、韓国・釜山に寄港新政権発足後初北朝鮮は反発の構え

米海軍の原子力潜水艦USSグリーンビルが韓国・釜山に寄港しました。李在明政権発足後初の寄港で、米韓の連携強化が図られる一方、北朝鮮はこうした動きに警戒を強めています。

【ソウル=PRISM】米海軍の原子力潜水艦が{、韓国南東部の{にある海軍基地に寄港した。{海軍が発表した。今年{に発足した{政権下で米原潜が寄港するのは初めて。補給と乗組員の休息が目的だが、米韓の連携を誇示し、{を牽制する狙いがあるとみられる。

米韓の連携強化をアピール

韓国海軍によると、寄港したのはロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦「{」。{は首都{から南東に約{キロメートルの位置にある主要な海軍拠点です。

韓国海軍は「USSグリーンビルの入港を機に、米韓海軍間の交流と協力を増進し、連合防衛態勢を一層強化する計画だ」とコメントしました。同艦の韓国訪問は{以来で、今回が{となります。

米原子力潜水艦の韓国寄港は、約{ぶりです。今年{には同級の「USSアレクサンドリア」が同様の目的で釜山を訪れています。

これまで{は、こうした米国の戦略資産の朝鮮半島周辺への展開に強く反発してきました。聯合ニュースによると、{は{が自国の安全保障上の懸念を無視していると非難し、国家安全保障のためにはいかなる手段も辞さないと警告した経緯があります。

PRISM Insight: 同盟健在のシグナル

今回の寄港は、単なる補給活動以上の意味を持ちます。韓国新政権の発足後というタイミングは、米韓同盟の揺るぎない連携を北朝鮮だけでなく、地域全体に示す強力なメッセージとなります。米国の戦略的資産が定期的に展開されることは、同盟国への「拡大抑止」の約束を具体的に示す行動と分析できます。