韓国の金建希氏に懲役15年求刑:2025年の収賄疑惑と国政介入の全容
2025年、韓国の特別検察官は元大統領夫人の金建希氏に懲役15年を求刑しました。収賄疑惑と国政介入の実態、シャネルやディオールなどの贈答品、尹錫悦前大統領の内乱罪裁判の行方を詳しく解説します。
かつてのファーストレディが、法廷で厳しい審判を待っています。韓国の特別検察官は、弾劾・失職した尹錫悦前大統領の妻である金建希氏に対し、高額な贈品や現金と引き換えに国政に介入したとして、懲役15年を求刑しました。これは、約1年に及ぶ戒厳令騒動および関連スキャンダルの捜査が大きな節目を迎えたことを意味しています。
金建希氏の収賄疑惑と国政介入の実態
特別検察チームの閔重基氏は、2025年12月29日、金氏が大統領夫人の地位を利用して多額の現金や高級品を受け取り、人事や公認候補の選定に広く関与したと発表しました。検察側が特定した賄賂の総額は、企業や政治家からのものを合わせ、約3億7,725万ウォン(約26万3,000ドル)に上ります。
具体的には、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁からシャネルのバッグ2点やダイヤモンドのネックレスを贈られた疑いがあるほか、ディオールのバッグ、高級腕時計、さらには著名な画家である李禹煥氏の絵画なども授受の対象として挙げられています。これに対し、金氏の弁護団は「証拠に基づかない政治的なフレーミングだ」と強く反論し、無罪を主張しています。
尹錫悦前大統領の裁判と今後の展望
一方、夫である尹錫悦前大統領もまた、戒厳令宣告に伴う内乱謀議の疑いで裁判を受けています。検察は尹氏がこれらの一連の取引を把握していたとみていますが、本人は一貫して否定しています。金氏に対する一審判決は2026年1月28日に予定されており、尹氏の判決も2026年初頭に下される見通しです。この結果は、韓国の法の支配と民主主義の健全性を問う重要な試金石となるでしょう。
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