13歳の娘が北朝鮮の後継者に?金正恩の異例な決断が問いかけるもの
韓国情報機関が金正恩の13歳の娘、金主愛を後継者に指名したと発表。家父長制社会での女性後継者選択が投げかける疑問とは。
13歳の少女が、世界で最も孤立した国家の次期指導者に選ばれた可能性がある。韓国の国家情報院(NIS)は12日、金正恩朝鮮労働党総書記が娘の金主愛(キム・ジュエ)を後継者に指名したと国会議員らに報告した。
「訓練段階」から「指名段階」へ
金主愛は2022年に初めて国営メディアに登場して以来、父親とともに重要な公式行事に頻繁に姿を現してきた。昨年9月には初の海外訪問として北京を訪れ、中国の軍事パレードにも参加した。
NISの李聖権議員によると、金主愛は朝鮮人民軍創建記念日や錦繡山太陽宮殿訪問など様々な行事に参加し、「特定の国家政策に意見を述べる兆候」も確認されたという。これまで「訓練段階」とされていた彼女の立場は、現在「後継者指名段階」に入ったとNISは判断している。
興味深いのは、最近の写真では金主愛が父親より背が高く写り、父親の後ろではなく「並んで」歩く姿が確認されていることだ。北朝鮮では国営メディアの写真に大きな象徴的意味があるとされ、金正恩以外の人物が同等の位置に配置されることは極めて稀である。
家父長制社会での異例な選択
しかし、この決定には多くの疑問が残る。北朝鮮のような深く根ざした家父長制社会で、なぜ年上の息子ではなく娘が後継者に選ばれたのか。NISは金正恩に年上の息子がいると推定しているが、この息子は公に認知されたことも、北朝鮮メディアに登場したこともない。
多くの脱北者や専門家は、北朝鮮の伝統的な性別役割を理由に、女性が北朝鮮を統治する可能性を低いシナリオとして片付けてきた。しかし、金正恩の妹である金与正(キム・ヨジョン)が朝鮮労働党中央委員会で高位職を務め、兄に大きな影響力を持っているという前例がある。
まだ若い指導者の早すぎる後継者指名
もう一つの謎は、なぜ比較的若く健康に見える金正恩が、13歳の子どもを今の時点で後継者に指名するのかということだ。金正恩自身はまだ40代前半で、当面は統治を続けると予想される。
金主愛の存在が最初に明らかになったのは、意外な情報源からだった。2013年、元NBA選手のデニス・ロッドマンがガーディアン紙に「赤ん坊の主愛を抱いた」と明かしたのである。
日本への波紋と地域安全保障
北朝鮮の後継者問題は、日本の安全保障にも直接的な影響を与える。北朝鮮は日本海に向けて頻繁にミサイルを発射しており、拉致問題も未解決のままだ。若い女性指導者の登場が、これらの懸案にどのような変化をもたらすかは不透明だ。
多くの北朝鮮国民は、西欧で教育を受けた若い金正恩が父親の後を継いだ際、国を外部世界に開放することを期待していた。しかし、そうした希望は実現されなかった。
今月後半に開催予定の朝鮮労働党大会では、向こう5年間の外交政策、戦争計画、核開発の野心についてより詳細な方針が示される見込みだ。金主愛がこの重要な政治イベントに参加するかどうかも、NISが注視している点の一つだ。
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