パク・チャヌク監督とイ・ビョンホンがタッグ!新作『選択の余地なし』、リストラされた家長が殺人鬼に
パク・チャヌク監督の新作映画『選択の余地なし』でイ・ビョンホンが主演。米メディアが報じた、リストラを機に殺人鬼と化す家長の物語。あらすじと作品が持つ社会的テーマを解説します。
韓国映画界の巨匠パク・チャヌク監督が、俳優イ・ビョンホンを主演に迎え、12作目となる長編映画『選択の余地なし』を制作することが明らかになりました。米メディア『The Verge』が報じた内容によると、本作は職を失った家長が、再就職のためにライバル候補者たちを次々と殺害していくという、衝撃的なブラックコメディになる模様です。
物語の主人公は、イ・ビョンホンが演じる家長「マンス」。彼は製紙会社を解雇された後、次の仕事を得るための最善策が、自分以外の有能な候補者3人を排除することだと気づきます。記事によると、映画は平凡な家庭生活を守ろうとする男の姿から始まり、観客に「笑いと哀愁、そして深い社会批評」を投げかけると紹介されています。
本作は、ドナルド・E・ウェストレイクの小説『斧(The Ax)』を原作としています。パク・チャヌク監督が、現代社会の熾烈な競争と経済的不安というテーマを、彼ならではの独創的な演出と映像美でどのように描くのか、世界中の映画ファンから大きな期待が寄せられています。
PRISM Insight: パク・チャヌク監督の新作『選択の余地なし』は、『パラサイト 半地下の家族』や『イカゲーム』の系譜を継ぐ、現代資本主義の不安を鋭くえぐるKコンテンツの世界的トレンドを象徴しています。平凡な家長が生存のためにライバルを殺害するという物語は、もはや韓国だけの話ではなく、世界中の観客が共感する普遍的な恐怖と社会批評のテーマとなっています。
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