2026年イラン通貨暴落抗議デモ:死者発生で激化する経済不安と社会の混迷
2026年1月、イランで通貨暴落をきっかけとした抗議デモが激化し、ロルデガンなどで死者が発生。ペゼシュキアン政権の対応が注目されます。
生活費の高騰と通貨の暴落に端を発した抗議デモは、開始から5日目を迎え、ついに死者が報告される事態となりました。ロイター通信や現地メディアによると、イラン南西部の都市ロルデガンでデモ隊と治安部隊が衝突し、少なくとも2名が死亡したと報じられています。
イラン通貨暴落抗議デモ2026:経済苦境から政治体制への批判へ
今回の混乱は、自由市場におけるイラン・リアルの対ドル価値が急落したことに憤ったテヘランの商店主たちから始まりました。しかし、火曜日には大学生も加わり、抗議の矛先は経済問題から最高指導者による統治への批判、さらには王制復古を求める声にまで拡大しています。
治安当局側の犠牲も報告されています。国営メディアによれば、西部ロレスタン州のクダシュトで、革命防衛隊(IRGC)に関連する治安部隊員1名が衝突により死亡したとされています。
対話か抑え込みか:ペゼシュキアン政権の苦悩
事態を受け、ペゼシュキアン大統領は「国民の正当な要求に耳を傾ける」と対話の姿勢を見せていますが、検事総長は「不安定化を狙う試みには断固たる対応をとる」と警告しており、政府内でも対応が分かれているように見受けられます。政府はエネルギー節約を名目に学校や公共機関を閉鎖しましたが、これはデモの沈静化を狙った策であると多くの国民に受け止められています。
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