ハリー・メリングが語るハリー・ポッター脱却の15年：子役のレッテルを拒み続けた理由

「ハリー・ポッター」という巨大な看板は、彼にとって「足かせ」だったのでしょうか？シリーズ屈指の嫌われ役、ダドリー・ダーズリーを演じたハリー・メリングが、子役としてのイメージや巨大フランチャイズに縛られることへの葛藤を語りました。

ハリー・メリングがハリー・ポッターの影から逃れ、演技派へと転身した軌跡

エンターテインメント・ウィークリー（EW）の報道によると、現在36歳となったハリー・メリングは、10歳から21歳までの間に計5作品に出演した「ハリー・ポッター」時代を振り返りました。ハリウッド・リポーターのインタビューに応じた彼は、あまりに早い段階で巨大な成功を手にしたことで、子役という「罠」に囚われることを何よりも恐れていたと明かしています。彼は「映画を見る人には自分自身を知ってほしくない、ただキャラクターを見てほしい」という信念を持っており、そのために意識的に多種多様な役柄を選んできたと述べています。

2026年の新作公開とHBO版リブートへの回答

メリングは近年、コーエン兄弟の「バスターのバラード」やヒット作「クイーンズ・ギャンビット」でその実力を証明してきました。また、2026年2月6日には全米で新作映画「Pillion」の公開を控えており、今や業界を代表するバイプレイヤーの一人となっています。一方で、HBOが制作を進めている「ハリー・ポッター」のテレビシリーズについて、自身がダドリー役として復帰する可能性は否定しました。イギリスのGQ誌によると、彼は「新しい方法で物語が語られるのは素晴らしいことだが、自分は生涯をかけてあそこから逃げ続けてきた」と語り、過去の役に戻る意思がないことを強調しています。