韓江『別れを告げない』が2025年全米批評家協会賞(NBCC)最終候補に選出
2025年全米批評家協会賞(NBCC)の最終候補が発表され、韓江(ハン・ガン)氏の『別れを告げない』が小説部門に選出されました。済州4・3事件を描いた本作が、アメリカ文学界で再び注目を集めています。
ノーベル文学賞受賞後も、その文学的評価は高まり続けています。韓国人作家として初めてノーベル文学賞を受賞した韓江(ハン・ガン)氏の小説『別れを告げない(英題:We Do Not Part)』が、アメリカの権威ある文学賞の一つである2025年全米批評家協会賞(NBCC)の小説部門において、最終候補の5作品に残りました。
韓江 全米批評家協会賞 2025 の最終候補選出の背景
全米批評家協会は現地時間1月20日、小説、ノンフィクション、詩など6つの部門の最終候補を発表しました。聯合ニュースによると、今回の英訳版はイ・イェウォン氏とペイジ・アニヤ・モリス氏によって翻訳され、英語圏の読者からも高い支持を得ています。NBCC賞は非営利団体である全米批評家協会が主催する、アメリカで最も権威ある文学賞の一つとして知られています。
済州4・3事件を描く歴史的叙事詩
本作は、2021年に韓国で出版された作品で、1948年に発生した済州4・3事件を背景としています。この事件は、米軍政下で発生した武力衝突と鎮圧の過程で、推定1万4000人から3万人もの民間人が犠牲になった、韓国現代史における悲劇的な出来事です。作品は、深い愛と癒やしの物語を通じて、この歴史の痛みを繊細に描き出しています。
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